◆ 保険診療の治療

ニキビの多くは保険適用の治療を受けることができます。

・抗生物質の塗り薬
炎症が起きてしまっている赤ニキビなどの場合は、ニキビの原因となる菌に効く抗生物質の塗り薬を処方されることが一般的です。

また近年、ディフェリンゲルという塗り薬も保険適応となりました。ディフェリンゲルはニキビの原因であるコメドに有効な塗り薬です。コメドが目立つニキビは思春期の方に多くみられます。思春期の方でニキビにお悩みの方はぜひ一度病院の方に相談してみてください。

・内服薬
ニキビの炎症が強く起こっている場合（膿んだり、腫れたりなど）は、ルリッドやミノマイシンといった内服薬を処方するケースがあります。内服薬はニキビの種類や状態によって処方する種類が変わってきますので、お医者さんにしっかりと相談することが大切です。

また症状の状態や患者様のご希望に合わせて、漢方薬を処方するケースもあります。

◆ 自費診療での治療

ニキビ痕やニキビ肌の場合は自費診療での治療になります。

・ポテンツァ
細い針を皮膚に刺し、針先から高周波を照射する治療のことをポテンツァといいます。照射される高周波には皮脂の分泌などを抑える力があり、ニキビができにくくなるお肌を目指すことができます。また、コラーゲンやエラスチンの産生を促してくれ、ニキビ痕の治療としてもおすすめです。

・ピーリング
ニキビ痕やニキビ予防に適切なピーリングも自費治療の1つです。お肌のターンオーバーを正常化させるピーリングは痛みが少ないといった特徴があります。

自費診療の大きな特徴は治療方法の多さです。今回ご紹介した治療法以外にも、イオン導入やエレクトロポレーションレーザー照射治療など、様々な種類が存在します。自身の症状やお悩みにあった治療を受けられることが自費治療の最大のメリットです。

◆ 診療の目的

皮膚科と美容皮膚科の診療目的は少し違います。皮膚科の場合は、症状の治療を目的としています。美容皮膚科では症状の治療に加えて、より美しくなることを目的としています。

◆ 治療内容

皮膚科は痛みや炎症、かゆみなどの酷い症状が出ている皮膚疾患の治療に適しています。該当する皮膚疾患としては、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などが挙げられます。美容皮膚科はしみや毛穴の開き、ニキビなど、お肌の悩みを解決することを得意としています。その他にもヒアルロン酸やボトックスの注入など、美しい肌を目指した施術を受けることも可能です。

このように皮膚科と美容皮膚科にはそれぞれの特徴や得意とする治療があります。保険が適用されるかどうかにも違いがあります。皮膚疾患の治療を行う皮膚科では保険が適用されるケースが多いですが、美しくなることを目的とした治療を行う美容皮膚科では保険が適用されないといったケースが少なくありません。

◆ 毛穴治療は美容皮膚科にご相談ください

毛穴治療をお考えの方には美容皮膚科での治療がおすすめです。美容皮膚科では、毛穴治療に有効なピーリングやイオン導入などの処置が受けられます。美容皮膚科での毛穴治療では、少しずつ皮膚を入れ替えていくという治療を行います。1回の施術で劇的に効果を得られるものではなく、月に1回程度のペースで継続的に治療していきます。

私たちフォーシーズンズ美容皮膚科／美容外科では、1人1人のお悩みに寄り添いながら施術を行っています。毛穴やお肌の改善でお悩みの方は、フォーシーズンズ美容皮膚科／美容外科に一度ご相談ください。