顔のたるみの原因

コラーゲンの減少

顔がたるんでしまう原因の一つが、コラーゲンの減少です。コラーゲンは肌の真皮層にあり、肌のハリや弾力を保ってくれる役割があります。

通常はコラーゲン同士が互いに橋を架けるように結びつき、肌のハリ・弾力を作るのが理想的です。

しかし、コラーゲンを生成する線維芽細胞が加齢や紫外線、乾燥などの影響を受けることで、うまく分泌されなくなってしまいます。コラーゲンの分泌量が低下することで肌を支えきれなくなり、たるみにつながってしまうのです。

筋力の衰え

加齢などによって、顔の筋肉が衰えることも原因の一つです。表情筋は真皮層の奥で互いにつながり合っていますが、表情筋の中でも日常的に使われているのは約3割といわれます。使われていない表情筋が衰えていくことで、皮膚がたるんでしまいます。

表情筋は意識して動かさないと鍛えられません。そのため、日頃からトレーニングを実施することをおすすめします。

むくみ・脂肪

顔のたるみには、むくみや脂肪の増加が原因の場合もあります。血行不良などによるむくみは、肌のターンオーバー機能に悪影響を及ぼします。機能が衰えると老廃物が蓄積していき、たるみにつながります。

また、急激に太ることも原因の一つです。脂肪が増えると、その脂肪を皮膚や筋肉が支えきれず、たるみになってしまいます。

顔のたるみのセルフケア方法

顔がたるむ原因を理解したら、生活習慣に正しいセルフケアを組み込みましょう。

肌の潤いを保つ

セルフケアの第一歩は、肌の潤いを保つことです。生き生きとした状態の肌を保つなら、念入りな保湿が欠かせません。

化粧水や乳液だけで済ませるケースも聞かれますが、せっかくの水分が蒸発しないようにクリームでフタをすることが大切です。美容液やフェイスパックなど、特別なケアを取り入れるとより効果が期待できます。

紫外線対策を行う

紫外線は肌の奥にあるコラーゲンを変性させ、肌からハリを奪ってしまいます。たるみを生まないためには、紫外線対策を徹底することも重要です。

紫外線は窓からも入ってきますので、屋内であっても油断は禁物です。室内でも日焼け止めを塗る、紫外線を遮断するカーテンを利用するのもおすすめです。

紫外線は季節を問わず、曇りや雨の日でも降り注いでいます。基本的に年間を通して行いましょう。

表情筋トレーニングを実践する

肌の潤い対策や紫外線対策に加えて、内側からも対策を行うことをおすすめします。表情筋トレーニングを行い、普段あまり使うことのない表情筋を意識して動かし、たるみの軽減を目指しましょう。