ニキビ跡の治療期間はどのくらい？

まず、症状の重さによって異なりますが、ニキビ跡の治療期間は短くても3ヶ月はかかります。軽いニキビ跡の場合でも、おおむね2週間おきに5回程度の治療が必要です。重度だと複数の治療法を組み合わせる場合も多く、治療期間が1年以上になる可能性もあります。

さらに、より重度なケロイドやしこりなどがあるニキビ跡は、内服薬・外用薬も併用して治療を行います。治癒するまで長期的に向き合う覚悟が必要です。

主な副作用について

ニキビ跡の治療における主な副作用は、皮むけ、肌荒れ、赤み、乾燥、腫れ、かさぶた、水膨れなどです。ダウンタイム中に起こりやすく、基本的に2～10日程度で改善するケースが多いです。

副作用に関しては、どの治療法でも生じる可能性があります。例えば、ケミカルピーリングを受けた後は乾燥や赤みによる肌荒れ、敏感肌なら薄皮が剥けるなどの症状が見られます。ほとんどの場合、2～3日で改善するでしょう。

また、副作用とは別に「好転反応」が起こることもあります。症状が回復する過程においてニキビが増えるなど、一時的に症状が悪化するとされる反応です。ただし、好転反応には科学的根拠がないため、症状が続くときは早めに医師へ相談しましょう。

ニキビ跡の治療が不向きな人は？

ただし、注意点として治療が受けられない方もいらっしゃいます。以下の項目に該当するか、チェックしてみてください。

• アスピリン喘息をお持ちですか？
• アレルギー体質ですか？
• 妊娠中・授乳中ですか？
• 現在、妊娠している可能性はありますか？
• てんかん発作の既往歴はありますか？
• 他の病気の治療中ですか？
• 施術部位に金の糸、その他金属、プロテーゼを挿入していますか？
• 皮膚に炎症はありますか？
• ロアキュタンその他ビタミンA誘導体を服用中、および治療終了後6ヶ月以内ですか？
• 紫外線アレルギーをお持ちですか？
• 極端な光過敏症ですか？
• 日焼けをしている、または日焼けの予定がありますか？
• 一度でも抗リウマチ薬の服用歴がありますか？
• 施術部位に悪性になりそうな色素病変、肝斑はありますか？
• 近日中にレーザー・光治療・脱毛を受けましたか？など

上記以外にも、別のニキビ跡治療やクマ取り治療を受けている、糖尿病や血液疾患があるなど、条件によっては治療が受けられないケースがあります。一つでも気になることがあれば、まずは医師に相談してみましょう。

ニキビ跡の治療には、副作用のリスクや治療の向き・不向きなどがあります。治療内容や料金などに加えて、これらも事前に確認しておくことで、治療を受けるべきかどうかを判断しやすくなります。安心して治療を受けるためには、信頼できるクリニックを見つけることも大切です。