ニキビ跡の種類はどんなものがある?ニキビ跡の治療方法を紹介

ニキビ跡
ニキビ跡

赤いニキビ跡や凸凹したニキビ跡など、ニキビ跡はさまざまな種類があります。

ご自身のニキビ跡がどのニキビ跡に該当するのか、治療法について悩んでいる方に役立つ情報を解説しています。

まずはご自身のニキビ跡がどの種類なのか知り、どんな治療を受けるべきか参考にしていただけると幸いです。

ニキビ跡の種類

ニキビ跡の種類

ニキビ跡の種類は大きく分けて3つあります。

  • 赤み
  • 色素沈着
  • クレーター(凸凹)

同じニキビ跡でも、できた原因や種類・対処法が異なります。

ご自身のニキビ跡がどうしてできた跡なのかをハッキリさせることで、より良い治療法を見つけることができます。

またニキビとニキビ跡でも治療・対処方法が異なるので、しっかりと見分ける必要があるでしょう。

ニキビ跡の赤みとは

ニキビ跡の赤みとは

ニキビ跡の赤みとは、『炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)』と呼ばれる赤みのある症状です。

原因としてニキビを潰してしまったり必要以上に触ったりしてしまうと、炎症が起きて肌に赤みとして現れます。

肌の表面がツルツルしているのに肌が赤く見られると、ニキビ跡の赤みの可能性が高いです。

ニキビ跡の赤みを治療する場合は、肌のターンオーバーを促す治療が行われます。

赤みといっても傷跡と同じなので、ターンオーバーを促進させることで色素を薄くしていくことで改善をすることが可能です。

ニキビ跡の赤みは主にレーザー治療が用いられています。

▼ニキビ跡の赤みに関する詳細はこちら

ニキビ跡の赤みを消す方法や原因、予防法を紹介!
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ニキビ跡の色素沈着とは・その種類

ニキビ跡の色素沈着とは、『紫〜赤黒い』ものと『茶色〜黒』の2種類があります。

どちらも炎症やダメージが原因で現れるニキビ跡の色素沈着ですが、肌に見られる色合いによって原因が違います。

またどちらも真皮が関係して色素沈着が起こっているので、深部の適切な治療が必要になる可能性が高いです。

ニキビ跡の色素沈着(紫~赤黒い)

ニキビ跡の色素沈着(紫~赤黒い)

紫や赤黒い色素沈着が見られるニキビ跡は、ヘモグロビンが原因で見られる色素沈着です。

ニキビは見られず半年以上、炎症の跡が残っている状態と考えられます。

表皮から真皮にかけてダメージを受けたことで皮膚が薄くなり、真皮にある毛細血管が破壊され出血が起きてしまいます。

そうすると血液中のヘモグロビンが酸素を失い、血液が周りの組織に染み込むことで紫や赤黒い血豆のような色として現れてしまうのです。

どうしても真皮層までダメージを受けているので、治療をするにも時間がかかります。

しかしだからと言って治らないということはなく、時間をかけてできる限りのケアをしていくことで徐々に色素沈着の色は薄くなっていきます。

紫や赤黒いニキビ跡の色素沈着は、ターンオーバーを正常化させることが大切です。

ニキビ跡の色素沈着(茶色〜黒)

ニキビ跡の色素沈着(茶色〜黒)

茶色や黒色のニキビ跡の色素沈着は、メラニンが原因で現れるニキビ跡です。

日焼けやシミなどの話でよく見られる『メラニン』ですが、ニキビ跡の原因となってしまうこともあります。

メラニンは皮膚を外からのダメージや刺激から守る物質です。

皮膚を守る重要な物質ですがニキビのような炎症が出来ると活性酸素が増え、メラニンの生成を促進させてしまい、茶色や黒色といったニキビ跡として残ってしまうことがあります。

表皮のような浅い部分にメラニンが沈着するなら、そこまで時間がかからずに治療ができます。

しかし真皮にメラニンが沈着してしまうと時間をかけて治療しなければならなくなり、なかなか消えないニキビ跡になってしまいます。

どうしても治療には時間がかかりますが、日々の食事やケアを意識していくことで徐々に色素沈着は薄くなっていくことも期待できます。

また紫外線対策を日焼け止めやUVカット効果のある商品を利用することで、メラニンの生成を抑制することができるでしょう。

クレーター(凸凹)とは・種類

クレーター(凸凹)とは・種類

ニキビ跡のクレーター(凸凹)は、ニキビが繰り返しできることで毛穴の炎症が起きている症状です。

何度も繰り返しニキビができてしまうと毛穴の構造が崩れていき、皮膚にクレーターのよう凸凹ができてしまいます。

また白血球が細胞組織を破壊し、炎症の広がりを抑えようとします。

そうすることで免疫反応で肌が凹み、クレーター状の凸凹とした皮膚になってしまいます。

クレータータイプのニキビ跡は、形によって7種類に分けられています。

アイスピックタイプ

アイスピックタイプ

アイスピックタイプとは、真皮よりも最深部まで到達しているニキビ跡のクレーターで開口部が2mm以下と狭いことが特徴です。

比較的小さなニキビ跡ですが、いくつも深くクレーターが現れるので真皮層の再構築が難しいです。

治療法としては、瘢痕(傷跡)部分を取り去る照射方法で改善ができます。

ローリングタイプ

ローリングタイプ

ローリングタイプは、真皮が筋膜に癒着している開口部が4mm以上と広いことが特徴です。

真皮層まで到達しているものの開口部が広いので、緩やかな凸凹が皮膚に見られます。

筋膜と癒着しているので、表情に合わせ筋肉に引っ張られるように凹みが深くなります。

根が深いニキビが繰り返しできる方に多く見られるニキビ跡で、ダーマペンやレーザー治療で改善することが可能です。

ボックスタイプ

ボックスタイプ

ボックスタイプは、浅いタイプと深いタイプがある丸く陥没したニキビ跡です。

表面が直角に近い凹みが見られ、大きいものから小さいものまであります。

底面は平坦なことが多く、クレーターのニキビ跡の中では多く見られるタイプです。

多くの場合は表皮層までなので、ダーマペンやレーザー治療をすることで改善が可能です。

毛包周囲瘢痕

毛包周囲瘢痕

毛包周囲瘢痕は、毛穴の周囲が傷つき(瘢痕化)毛穴が収縮できなくなっている状態のニキビ跡です。

毛穴の収縮機能が正常に働かないため、開いたままの状態になるためクレーターとして皮膚に現れてしまいます。

毛包周囲瘢痕の治療法は、瘢痕化が起きている毛穴部分を治療することによって改善することができます。

浅斑状瘢痕

浅斑状瘢痕

浅斑状瘢痕は皮膚の薄い女性に多く見られるニキビ跡で、浅く広い見た目をしています。

浅いニキビ跡で真皮の中間層程度までなので、他のニキビ跡に比べるとそこまで凹みは浅いので治療が比較的しやすいです。

深真皮瘢痕

深真皮瘢痕は、その名の通り真皮の深い部分にできた瘢痕です。

そのため治療をする場合、時間がかかるだけではなく完全に治療をすることがとても難しいニキビ跡の一つです。

特に大きなニキビができやすい男性に多く見られるニキビ跡で、凹み部分が光の乱反射を起こすので凸凹が目立ってしまいます。

脂肪組織の萎縮

脂肪組織の萎縮は、真皮層よりも深い部分にある脂肪層にニキビの炎症が現れた際に現れるニキビ跡です。

脂肪層が線維化を起こすことで皮膚が硬くなり、収縮することでニキビ跡として凹んでクレーターとして現れます。

そのため皮膚と脂肪層の瘢痕化が同時に起きるため、いくつもの場所にニキビ跡ができやすくなってしまいます。

その他のニキビ跡の種類

赤み・色素沈着・クレーター(凸凹)のニキビ跡以外にも、2種類のニキビ跡があります。

ここからはニキビだと思っていたのもがしこり状になったものや、皮膚が盛り上がってくるケロイド状のニキビ跡について解説します。

しこり

しこり

ニキビ跡のしこりとは、ニキビの炎症が治った後に肌の表面が硬く膨らむ状態のことです。

大体1ヶ月以上ニキビと思われていた炎症が治らなかった場合や、定期的に同じ場所にニキビのようなものができる場合にしこりではないかと考えます。

またしこりから嫌な臭いがする場合にも、しこりを疑います。

しこりには、『瘢痕』と『粉瘤』の2種類に分けられます。

瘢痕

瘢痕はニキビができると体質によって、硬いしこりとして長期間しこりとして残る症状です。

ニキビの周囲に炎症を修復するための新生組織『肉芽』が作られ、線維芽細胞や血管・コラーゲンといった結合線維などに覆われ、しこりが生まれます。

このようにできたニキビ跡のしこりは、ステロイドや内服薬で治療することが可能です。

粉瘤

粉瘤は大きさはさまざまなで、老廃物が溜まったしこりのことです。

炎症で赤く腫れてくることがありニキビと勘違いされることもありますが、粉瘤とニキビは別物です。

ニキビは毛穴にできる炎症で、粉瘤は毛穴以外の場所にもできる腫瘍の一つ

粉瘤の多くは何故できたのか、はっきりとした原因がわからないことが多いです。

また粉瘤は老廃物が溜まったしこりで悪臭が生じ、10cm〜それ以上のサイズに大きくなるものもあります。

体質的に粉瘤ができやすいという方もいるようで、ニキビと粉瘤は治療方法が異なります。

粉瘤の治療法は外科手術で、粉瘤を切開して取り除くことで治療をすることができます。

ケロイド

ケロイド

ケロイド状のしこりは、ニキビ跡が盛り上がった状態のことで肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とも呼ばれています。

赤みがかった炎症で通常のニキビよりも大きく、ニキビが長期間治らない場合に肥厚性瘢痕やケロイドとして現れます

また痛みや痒みを伴うこともあり、ニキビ跡の中でも厄介なタイプ。

ケロイドの治療時時間がかかる場合は、細菌感染が起きていることが考えられます。

ケロイドや肥厚性瘢痕の疑いがある方はできるだけ迅速に治療を始めることが大切です。

ニキビ跡には肌再生治療が最適

ニキビ跡には肌再生治療が最適

ニキビ跡の治療には【肌再生治療】が最適です!

当院フォーシーズンズでは、下記のような肌再生治療を受けることができます。

  • PRP肌再生治療
  • ACRS療法
  • 幹細胞治療

ご自身のニキビ跡の種類や状態によって、最適な治療法が異なります。ニキビ跡に悩んでいる方は、ぜひフォーシーズンズに来院してみてください。

フォーシーズンズの肌再生医療は
コチラ

PRP肌再生治療

PRP肌再生治療はPRP(多血症板血漿)という、血液中で血小板をより多く含む血漿成分を使用した肌再生治療です。

傷を治すための自己治癒力を正常に戻す働きが期待できるので、ご自身の細胞の力で皮膚の治癒を行います。

また真皮に血小板をあえて注入することで、アンチエイジング効果・成長因子を増やすことができます。

そういった肌に良い成分や組織を使用することで、ニキビ跡を傷とみなし細胞分裂をして肌を再生していきます。

ニキビ跡はもちろん、クレーター(凸凹)や毛穴が開いてしまってできたニキビ跡にも効果的な治療法です。

フォーシーズンズではナチュラルPRPを使用しているので、半永久的な効果を期待できますよ!

フォーシーズンズのPRP肌再生治療

ACRS療法

ACRS療法とは、衰えてしまった再生力を成長因子を使用して活性化させることで治療していく方法です。

ニキビ跡だけではなくニキビのような炎症にも効果を期待できる治療なので、ニキビ跡と同時にニキビの治療を受けることができます。

成長因子を注入することで細胞が活性化されるので、アンチエイジング効果を期待できます。

フォーシーズンズでは実際にニキビ跡の治療を行なった患者様の、症例写真を確認することができます。

ニキビ跡やニキビに悩んでいる方はぜひ、フォーシーズンズのACRS療法をチェックしてみてください。

フォーシーズンズのACRS療法

幹細胞治療

幹細胞治療は、加齢で減少した細胞を増やし活性化させることで再生医療を行います。

患者様の幹細胞を培養し注入することで、細胞を活性化させ時間をかけて美肌に必要な成分の生成を促します。

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • エラスチン など
ご自身の細胞を活性化させるためフォーシーズンズでの細胞再生療法は、半永久的な効果の持続が期待できます。

ニキビ跡以外にもシワやフェイスアップ効果といった、自然なエイジングケアをしたいという方にとてもおすすめ治療法です。

フォーシーズンズの幹細胞治療

この記事の監修医師
フォーシーズンズ美容皮膚科クリニック神戸院 院長
脇田尚子 先生
  • 過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。

    ▼勤務経験
    神戸大学病院皮膚科
    神戸西市民病院皮膚科
    兵庫県立加古川医療センター皮膚科
    東神戸病院皮膚科
    フォーシーズンズ美容皮膚科

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