口の周りのニキビ跡が残ってしまうNG行動!正しい治し方は?長引く場合は他の病気の可能性も!

ニキビ跡
ニキビ跡

口の周りのニキビ跡について、NG行動やおすすめの治し方を解説しています。

口の周りにニキビができると、何度も繰り返してなかなか完治せず、ニキビ跡として残ってしまうことが多いです。

口周りが不衛生な状態が続いたり摩擦が原因で肌へダメージが加わると、ニキビがなかなか治らないこともあります。

セルフケアの限界を感じている方には、美容医療も紹介しているので参考にしてください。

口の周りのニキビ跡を残すNG行動

口の周りのニキビ跡を残すNG行動

口の周りのニキビ跡は、上下左右さまざまな場所に現れます。口の横にニキビができると、メイクで隠したくなりますよね。

しかし、まずはニキビを作らないようにすることが大切です。

こちらでは、口の周りにニキビを作らないようにする・ニキビができてしまった時の対処法について解説していきます。

口の周りのニキビ跡やニキビに悩んでいる方は、「なぜニキビができるのか」を理解することで、改善への近道が見えてくるでしょう。

ニキビ・吹き出物を潰す

ニキビや吹き出物を潰すことは、絶対に避けるべき行動です。

潰してしまうと、肌の中にある細菌や炎症が広がってしまい、さらに悪化する恐れがあります。

また、強く押しつぶすことで皮膚が傷つき、色素沈着やクレーター状のニキビ跡が残る原因になります。

口の周りの皮膚はとてもデリケートなので、一度跡が残ると治りにくくなります。

ニキビができたら、触らずに清潔を保ち、早めにスキンケアや専門医の治療を受けることが大切です。

食べ過ぎや偏食をする

食べ過ぎや偏食による胃腸の不調が原因で、ニキビができて口の周りのニキビ跡を作ってしまうことに繋がります。

その中でも、辛いものや甘いもの・油分が多いものを混んで食べる方は、口の周りにニキビができやすくなります。

そういった刺激物を多く食べてしまうと、胃腸の働きが低下して体内に老廃物が溜まってしまい、胃腸が弱ると下記のようなよくない状態を作ってしまいます。

・消化不良
・便秘
・ガスだまり
こういった症状が引き起こされることで、腸内環境が悪くなりニキビができたり肌荒れの原因になります。

さらに、肌のターンオーバーもうまくされず、悪循環に陥る可能性もあります。

刺激や摩擦で肌荒れを引き起こす

マスクや髪の毛が肌に触れることで、肌荒れや摩擦が生じ、ニキビ・ニキビ跡の原因になることがあります。

特に、マスクの素材によっては、肌との摩擦が増すため注意が必要です。

また、長時間同じマスクを着用すると、不衛生な状態や蒸れが原因でニキビができやすくなります。

口の周りのニキビ跡やニキビを防ぐためには、柔らかな素材のマスクを選び、蒸れたときにはすぐに交換して口元を清潔に保つことが大切です。

髪の毛が口元によく触れる場合は、必要に応じて縛って極力触れないようにしましょう。

ストレスや生活リズムの乱れ

ストレスや生活リズムの乱れからホルモンバランスが崩れることで、ニキビができやすくなります。

口周りは、男女問わずホルモンの影響を受けやすく、大人ニキビができやすい部位です。

男性ホルモンと似た成分であるプロゲステロンが増えると、肌のターンオーバーが乱れてしまい、口周りにニキビができやすくなってしまいます。

特に、女性は生理前にプロゲステロンが増え、ホルモンバランスが崩れやすくなります。

生理は、基本的に毎月あるものなので、頻繁にニキビができてしまう可能性もあります。

また、日々の生活リズムやストレスが原因で、ホルモンバランスが乱れてしまい口周りにニキビができやすくなる方もいます。

可能な限りリラックスする時間を作って、ストレスを発散することをおすすめします。

不衛生なカミソリで産毛剃り

不衛生なカミソリで産毛剃りをしてしまうと、口周りの肌荒れに繋がります。

産毛やヒゲの処理をする時点で、肌への刺激や負担がかかっているのに、不衛生なカミソリを使用することは、肌にとってよくありません。

不衛生なカミソリには、雑菌が繁殖していることが考えられるため、毛穴に汚れや菌が入り込んでニキビを作ってしまう可能性があります。

また、カミソリを使用した後は、肌の保湿を十分にする必要があります。

清潔なカミソリを使用することを心がけ、肌の保湿を怠らないようにしましょう。

口の周りでニキビが気になる箇所

口の周りでニキビが気になる箇所

口の周りでニキビができると、マスクをしない限り隠すことができないので、気になってしまいますよね。

口の周りにできるニキビは、食生活や薬の服用によって胃腸の機能が弱まることで、増えてしまう傾向にあります。

他にも、毛穴の詰まりによる炎症やウイルス感染、刺激物によって生じた水ぶくれや腫れなども考えられます。

口の周りのどこにできているのかを知ることで、必要な対策方法を知っておきましょう。

唇や唇の上ニキビ

唇や唇の上ニキビは、洗顔のすすぎ残しやカミソリ刺激が原因で、できることが考えられます。

また、過度のストレスや徹夜・睡眠不足が続くことで、新陳代謝が下がりニキビの原因となることがあります。

唇や唇の上にできるニキビは、痛みがあったり大きめのニキビになることがあるため、極力触らないことが大切です。

もし、唇全体に炎症や亀裂が見られる場合は、口唇炎を疑いましょう。

唇が腫れたり皮が剥ける・痒みが伴う場合もあります。

市販薬も売っていますが、できるだけ早いタイミングで、皮膚科へ行くことで治癒も早くなるためおすすめです。

口の上・口の下ニキビ

口の上や口の下にできるニキビは、特に大きく目立ちやすく、かゆみや痛みを伴うことが多いです。

口の上にできるニキビは、大腸の機能が低下しているときに発生しやすいとされています。

食べ過ぎや飲み過ぎ、偏った食生活が続くと、さらに口の上にニキビができやすくなります。

一方、口の下にできるニキビは、体が疲れているときや、ストレスが溜まっているときに出やすくなります。

これを防ぐためには、バランスの取れた食生活や、定期的なストレス発散が非常に重要です。

口の上・口の下ニキビができた時は、生活習慣を見直すことで徐々に改善をすることができるでしょう。

口の横ニキビ

口の横ニキビは、胃腸の不調やストレスが溜まっている時にできやすいニキビです。

また、ホルモンバランスの乱れから、ニキビができることもあります。

しかし、口の横(口角)に亀裂が入り痛みがある場合は、口角炎を疑いましょう。

口角炎はニキビの発生と同じように、体調がよくない時やストレスから症状が現れる場合があります。

口を少し開けるだけでも痛みが出るので、治癒をするにも時間がかかるため色素沈着のような跡ができることも…。

もし、口角炎の疑いがある場合は、迅速に皮膚科へ受診して治療を受けましょう。

口周り・唇のニキビが治らない時はニキビではない可能性も

口周り・唇のニキビが治らない時はニキビではない可能性も

口周り・唇のニキビが治らない時は、ニキビ以外の症状を疑いましょう。

例えば、ヘルペスや皮膚炎といった、症状なのかもしれません。どうしても、ニキビが治らないと悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。

「単純ヘルペスウイルス」による感染症

口周りや唇に小さな発疹や水ぶくれができた場合、「単純ヘルペスウイルス」による感染症の可能性があります。

このウイルスは、風邪やストレス・体調不良などで免疫力が低下したときに発症しやすく、最初はピリピリとした痛みやかゆみを感じることが多いです。

放置すると水ぶくれが破れて化膿し、跡が残ることがあります。

そのため、ニキビだと思って治療しても改善しない場合や発疹や水ぶくれが見られる場合は、早めに専門医を受診することが大切です。

適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、跡を残さずに治すことが可能です。

皮膚炎「口囲皮膚炎」が発症

「口囲皮膚炎」とは、口の周りに発生する皮膚炎で、赤い発疹やかゆみ・乾燥が特徴です。

ニキビと似た見た目をしているため、混同されがちですが、原因や対処法が異なります。

主な原因は、ステロイドの過剰使用や化粧品・歯磨き粉などの刺激物によるもので、口の周りに炎症が広がりやすくなります。

また、洗顔や保湿が不十分な場合にも発症リスクが高まります。

症状が進行すると、皮膚がさらに敏感になり治療が長引くこともあるため、早期の治療が重要です。

自己判断での治療は避け、専門医の診断と適切な治療を受けることをおすすめします。

「口角炎&口唇炎」が発症

「口角炎」とは、口の両端部分の口角に発生する炎症で、乾燥やひび割れ・赤みが特徴です。

口角が切れやすく痛みやかゆみを伴いやすいので、食事や会話など、口を動かすたびに痛みが悪化します。

主な原因は、唾液による過剰な湿り気・ビタミンB群の不足、カンジダ菌や細菌感染によるものです。

一方、「口唇炎」は唇全体に炎症が広がり、乾燥やひび割れ・腫れなどが見られ、ビタミン不足や刺激物による影響が大きいです。

いずれも、早期の対策として、保湿ケアやビタミンの補給または専門医の治療が重要です。

放置すると症状が悪化し、治療が長引く可能性があるため、早めの対応が推奨されます。

口の周りにニキビ跡を残さないニキビの正しい治し方

口の周りにニキビ跡を残さないニキビの正しいセルフケア

口の周りにニキビ跡を残さないためには、ニキビができた時の正しいセルフケアが大切です。

まずは、ご自身で正しいセルフケアを行うことで、症状が落ち着き改善することが期待できます。

もし、どうしても症状が改善されない・少しでも早く症状を治癒したい場合は、皮膚科での治療をおすすめします。

洗顔は最低1日2回行う

口の周りにニキビ跡を残さないためには、洗顔を最低1日2回行うことが重要です。

朝と夜にしっかりと皮脂や汚れを落とすことで、ニキビの原因となる毛穴の詰まりを防ぎます。

ただし、洗顔時に強く擦らないように注意しましょう。

ニキビを潰してしまうと、炎症が広がり跡が残りやすくなります。

優しく泡で包み込むように洗うことが、肌を健やかに保つポイントです。

メイク落としはクレンジングで丁寧に行う

日々のメイク落としは、丁寧に行うことが大切です。

クレンジングを丁寧に行うことで、メイクの落とし残しや汚れを綺麗に洗うことができます。

もし、うまくクレンジングができていないと、メイクや汚れが毛穴に詰まり、ニキビができる原因になってしまいます。

また、メイク方法によって、クレンジング剤を合わせることも大切です。

しかし、あまり刺激の強いクレンジング剤は、肌に必要な皮脂を落としすぎてしまう可能性があるので、注意しましょう。

クレンジングをする時は、清潔な手でニキビを潰さないように優しく洗うことを心がけてください。

ノンコメドジェニックテスト済みの保湿剤や化粧品を使う

ニキビ跡を残さないためには、ノンコメドジェニックテスト済みの保湿剤や化粧品を選ぶことが大切です。

このテストは、毛穴を詰まらせにくいかどうかを確認したもので、ニキビができやすい肌にも適しています。

特に、口の周りは皮脂分泌が多いため、毛穴を詰まらせない製品を使うことで、ニキビの予防や悪化を防ぐことができます。

スキンケアやメイクをする際には、肌に優しいアイテムを選びましょう。

ビタミンを中心とした食生活をする

ビタミンB群はニキビが発生する主な原因である皮脂の分泌を抑制し、肌のターンオーバーを促進して皮脂の排出を促す働きがある

口の周りにニキビ跡を残さないためには、ビタミンを中心としたバランスの良い食生活が重要です。

特にビタミンB群は、ニキビの主な原因である皮脂の分泌を抑制し、肌のターンオーバーを促進することで、皮脂の排出を助けます。

ビタミンB群を豊富に含む、卵や魚・緑黄色野菜などを積極的に摂ることで、ニキビの予防や改善に効果的です。

食事からの栄養補給は、美しい肌作りの基本となります。

口の周りのニキビ跡を消すには美容皮膚科に相談を

口の周りのニキビ跡が治らない場合は、早めに美容皮膚科に相談をすることをおすすめします。

皮膚科は症状を改善することに特化していますが、治癒後の肌のことまでは対応していません。

そのため、美容皮膚科で治療を受けることで、治癒後の肌についても寄り添ってくれます。

肌再生医療とは、自身の細胞にある成長因子を用いた治療をするので、半永久的な効果を期待できます。

自身の細胞を活用するため、アレルギー反応や副作用の発生率も低いです。

口の周りのニキビが、ニキビ跡になってしまう前に、フォーシーズンズ美容皮膚科クリニックへ一度ご相談ください。

口の周りのニキビ治療はこちら

この記事の監修医師
フォーシーズンズ美容皮膚科クリニック神戸院 院長
脇田尚子 先生
  • 過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。

    ▼勤務経験
    神戸大学病院皮膚科
    神戸西市民病院皮膚科
    兵庫県立加古川医療センター皮膚科
    東神戸病院皮膚科
    フォーシーズンズ美容皮膚科

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