頬のニキビ跡でもう悩まない!原因と改善方法を徹底解説

ニキビ跡
ニキビ跡

頬ニキビの悩みを解消すべく原因やセルフケアでできる改善方法をご紹介します。

頬は顔の中でも面積が広い場所なので、ニキビができてしまうと目立って気になってしまいますよね。さらにできたニキビがニキビ跡として残ってしまった場合、出かける際も化粧で隠すなどして大変な思いをする方も多いと思います。

本格的な治療を考えている方に向けてフォーシーズンズ美容皮膚科の紹介もしているので、ぜひ最後までご覧ください。

頬のニキビ跡の原因

頬のニキビ跡の原因

頬のニキビ跡が残るのには、様々な原因があります。そこで、「ニキビ跡に悩んでいるけど原因が分からないからどう対策すればいいのか分からない」と悩んでいる方に向けて、主な原因3パターンをご紹介。

それぞれの特徴も詳しく解説しているので、自分の頬ニキビ跡はどの原因が当てはまっているのかご参考ください。

赤くなるニキビ跡の原因

赤く残るニキビ跡の原因として考えられるのは、強い炎症による毛細血管の拡張です。

炎症によって毛細血管が損傷し、皮膚の修復過程で新しい毛細血管が形成されることがあります。そしてこの新しい毛細血管が透けて見えるため、赤みが残ることとなります。

また、ニキビの炎症が治まると炎症部位にあった血液成分が周囲の組織に滞留することがあり、この血液成分の滞留が赤みとして残ることもあります。

さらに皮膚が薄い鼻や頬などの場合は、炎症後の毛細血管が特に目立ちやすく、赤みが長く残る可能性が高いです。頬は面積が広いという面でもニキビができると目立ちやすいので、ニキビ跡には注意が必要です。

凹みやクレーター状のニキビ跡の原因

凹みやクレーター状のニキビ跡は、主にニキビの炎症が皮膚の深部にまで影響を及ぼし、皮膚組織が損傷されることで発生します。

ニキビの炎症が真皮層や皮下組織にまで達すると、皮膚のコラーゲンやエラスチンが破壊され、この深い炎症が皮膚の構造を変えて凹凸をもたらします。

さらに、メイク汚れによる毛穴の詰まりから肌の入れ替えがうまく行われず、毛穴周辺の組織を破壊。組織が破壊されると肌に必要なコラーゲンなどが生成されず、ダメージの影響を受けてニキビができやすくなります。

また、対策を行わずニキビを放っておくと繰り返しニキビができ、その都度で炎症が起こり皮膚が損傷されるため、累積的なダメージが蓄積されます。クレーターが形成される原因へと繋がる可能性が高いです。

色素沈着(茶色いシミ)のニキビ跡の原因

茶色いシミ(色素沈着)のニキビ跡は、ニキビが治った後に皮膚に残る茶色や黒色の斑点で、これは主にメラニン色素の過剰生成によって引き起こされます。

ニキビが治った後炎症が起きた部位にメラニンが過剰に生成され、茶色や黒色のシミとして残り、これは特に肌が色白でない人に多く見られることが多いです。

また、炎症後の皮膚は非常に敏感で紫外線にさらされるとメラニン生成がさらに促進され、色素沈着が悪化します​ 。

さらに、ニキビを潰したり引っかいたりすることで皮膚が損傷し、その部分が色素沈着を引き起こしやすくなるので、ニキビができてしまっても必要以上に触らず衛生的に保つよう心掛けましょう。

セルフケアでできる頬のニキビ跡改善対策

セルフケアでできる頬のニキビ跡改善対策

ニキビ跡が残ってしまっても、「何から始めればいいのか分からない」「病院に行くのは面倒なので自分でできるセルフケア方法を知りたい」とケア方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?セルフでできる頬ニキビ跡の改善対策方法を5つご紹介していきます。

紫外線対策

頬のニキビ跡を改善するためのセルフケアにおいて、紫外線対策は非常に重要です。外出する際は季節問わず日焼け止めの使用が効果的で、SPF30以上・広域スペクトルの日焼け止めを選び、UVAとUVBの両方を防ぎます。

また、できるだけ約2時間おきには塗りなおしを行い、汗をかいた後や水に濡れた後は特に忘れず塗りなおしを行いましょう。

日焼け止めの他にも帽子やサングラス、日傘などのグッズを使用して直接の紫外線から肌を守ります。日差しの強い日中の外出は避けて早朝や夕方に出かけるなどの心掛けも大切です。

美白効果のある化粧水でスキンケア

ニキビ跡の改善には、美白効果のある化粧水を使ったスキンケアも効果的です。美白効果のある成分にはビタミンⅭやナイアシンアミドなど様々な成分があり、それぞれニキビ跡を改善するための作用があります。

たとえば、ビタミンⅭ はメラニン生成を抑制し、既存の色素沈着を改善。抗酸化作用があり、肌を明るく保ちます。ナイアシンアミドはメラニンの移動を抑制し、シミや色素沈着を防いで抗炎症作用があり、肌のバリア機能を強化します。

これらの美白効果のある化粧水を選び、適切な洗顔方法で毎日スキンケアを行うことで美白効果とニキビ対策が同時に叶います。

睡眠を充分にとる

睡眠を充分にとることは、ニキビ跡の改善に重要な役割を果たします。睡眠は肌の再生と修復に不可欠であり、特に有益です。

十分な睡眠がニキビ跡の改善につながる理由として、睡眠は皮膚の再生や炎症を軽減させる効果があります。たとえば睡眠中に成長ホルモンが分泌され、皮膚の再生と修復が促進。これによりダメージを受けた皮膚が修復され、ニキビ跡が目立たなくなります。

他にも十分な睡眠は体内の炎症を抑える効果があり、反対に睡眠不足は炎症性サイトカインの増加を引き起こし、ニキビの悪化や色素沈着を招くことがあります。

肌に良い食事をする

ニキビ跡の改善には、肌に良い食事を取ることが重要です。

肌に良い影響をもたらす成分としてビタミンⅭやビタミンEが挙げられ、これらの成分はコラーゲンの生成を助けて肌の修復を促進したり、強力な抗酸化作用で肌細胞を保護したりとニキビ跡改善のための効果が得られます。

また、ニキビ跡を悪化させてしまう注意が必要な食品として、精製された糖分・炭水化物やトランス脂肪酸はできるだけ避けるようにしましょう。これらは皮脂の過剰分泌や炎症を促進する可能性が高いです。

バランスの取れた食事は、ニキビ跡の改善に寄与するだけでなく、全体的な健康をサポートします。これらの食事とライフスタイルの改善を組み合わせて実践し、健康な肌を維持しましょう。

肌を清潔に保つ:ニキビの悪化を予防

肌を清潔に保つことはニキビの悪化を予防するために非常に重要です。適切な洗顔料を選び毎日の洗顔を行うことは基本で、皮脂・汚れ・メイク残りを毎日しっかり取り除きます。

洗顔方法としては、熱いお湯は皮脂を取り過ぎてしまうためぬるま湯を使用します。そして 、強くこすらず、優しくマッサージするように洗います。

洗顔ブラシは皮膚を傷つけてしまう可能性があるので、使用も控えめにしましょう。

また、洗顔後はすぐに保湿を行い、皮膚のバリア機能を保ちます。ヒアルロン酸やセラミドを含む保湿剤が効果的です。

頬のニキビ跡を消すのはセルフケアだけでは難しい

頬のニキビ跡を消すのはセルフケアだけでは難しい

頬のニキビ跡を消すのはセルフケアだけでは難しい場合も多いです。

特に深いクレーター状のニキビ跡や色素沈着が長引く場合には、専門的な治療が必要となることがあります。もちろんセルフケアが手軽にでき、お金もかからないので一番取り組みやすいのですが、どうしても限界があります。

セルフケアと専門治療を組み合わせることで、より効果的にニキビ跡を改善することができるので、「セルフケアではなかなか改善しない…」という方は皮膚科専門医に相談して、最適な治療プランを立てることをお勧めします。

頬のニキビ跡へのNGな習慣

頬のニキビ跡へのNGな習慣

赤いニキビ跡や茶色いニキビ跡の場合は、セルフケアでも徐々に薄くなる可能性もあります。

しかし、セルフケア方法で誤ったケアを行うと改善するどころか悪化してしまうので、注意が必要です。そこでここからは、頬のニキビ跡へのNGな習慣を3つご紹介していきます。

もし以下の3つどれかを普段行ってしまっている場合はすぐにやめ、適切なセルフケア方法を行いましょう。

頬のニキビを潰す

頬のニキビを潰すのは絶対に避けるべきです。

ニキビを潰すと、皮膚にさらに損傷を与え、感染や炎症を引き起こす可能性があります。頬の場合は他の部位よりも皮膚が薄く、ニキビ跡も残りやすいので特に注意が必要です。

たとえば、ニキビを潰すと手や爪に付着している細菌が皮膚に入り込み、感染を引き起こす可能性があり、これにより症状が悪化し治癒が遅れることがあります​ 。

また、潰したニキビは周囲の皮膚に炎症を広げることがあり、炎症が広がるとより多くのニキビができる原因にも繋がってしまいます。

洗顔のゴシゴシ洗い

頬のニキビ跡を改善するためには、適切な洗顔方法が非常に重要です。

顔をゴシゴシ洗うことは他の部位より薄い頬の皮膚に損傷を与え、ニキビ跡を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

強くこすることで皮膚の表面を保護するバリア機能が損なわれ、これにより外部からの刺激に対する抵抗力が低下し、炎症や感染が起こりやすくなります。

また、物理的な刺激はメラニン生成を促進し色素沈着を引き起こすことがあり、これによりニキビ跡が茶色く残るリスクが高まります。32~36℃のぬるま湯で優しく洗うよう心掛けましょう。

頬のニキビ跡のフォーシーズンズ美容皮膚科の治療

頬のニキビ跡に悩んでいても、自分のセルフケア方法では改善せずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?でも病院に行くのも勇気がいる…となかなか受診に踏み出せない方もいるかと思います。

しかし、フォーシーズンズ美容皮膚科では、新しい技術と専門知識を活かした治療法を提供しており、ニキビ跡の改善に効果的です。頬のニキビ跡の治療に勇気が出ず悩んでいる方も、一度相談だけも行ってみてはいかがでしょうか。

肌再生治療(幹細胞治療・PRP皮膚再生療法・ACRS療法)

フォーシーズンズ美容皮膚科での幹細胞治療・PRP皮膚再生療法・ACRS療法は、肌の再生を促進し、ニキビ跡の改善に非常に効果的です。

これらの治療法は、皮膚の健康を保ち、若々しい肌を取り戻すのに役立ちます。

自分の体から採取した幹細胞を利用して肌の再生を促進する幹細胞治療と、自分の血液から抽出した血小板を皮膚に注入し皮膚の再生を促進するPRP療法。

そして、自分の血液から採取したサイトカインを皮膚に注入して組織の修復と再生を促進するACRS療法でニキビ跡の改善に努めます。

LDM-MED 高密度超音波治療 水玉リフティング

LDM-MEDは、超音波を利用して皮膚の深部に働きかける治療法です。超音波の高密度振動が皮膚に微細なマッサージ効果をもたらし、皮膚組織の再生を促進します。

高密度超音波では1秒間に数千回の高速振動を皮膚に与えることで、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの生成を刺激。そして水玉リフティングでは超音波と共に特殊な美容液やジェルを使用し、皮膚の水分保持能力を高めて保湿効果を促進します。この治療法は肌の若返りやしわの軽減にも効果的です。

内服薬と外用薬

フォーシーズンズ美容皮膚科では、頬のニキビ跡治療に対して内服薬と外用薬の両方を組み合わせたアプローチも提供しています。内服薬では抗生物質やビタミンA誘導体を使用し、ニキビの原因となる細菌を抑制して炎症を軽減させたり皮脂の分泌を抑えて毛穴の詰まりを防いだりといった効果があります。

外用薬では、皮膚の再生を促しニキビ跡の改善に効果的なレチノイドクリームやニキビ菌の抑制・新しいニキビの発生を防ぐベンゾイル過酸化物を使用するなど患者さんの状態に合わせて処方を行います。

PRP皮膚再生療法はフォーシーズンズへ

この記事の監修医師
フォーシーズンズ美容皮膚科クリニック神戸院 院長
脇田尚子 先生
  • 過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。

    ▼勤務経験
    神戸大学病院皮膚科
    神戸西市民病院皮膚科
    兵庫県立加古川医療センター皮膚科
    東神戸病院皮膚科
    フォーシーズンズ美容皮膚科

ご予約はこちら RESERVATION