シワの原因と改善方法!シワの特徴や種類・シワができやすい部位も解説

シワ
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シワは年齢と共に増えるシワだけではなく、正しい肌のケアができていないために増えるシワがあります。

深すぎるシワやたるみが原因でできるシワなど、原因はさまざまです。

シワができる原因や、シワに有効な成分などをご紹介しています。

また、シワができる部位の特徴についてもまとめているので、シワで悩んでいる方はぜひ最後まで読んでください。

1.シワができる原因

シワができる原因

シワができる原因を解説する前に、まずは皮膚の構造を簡単に解説します。

皮膚は「表皮」「真皮」と大きく二つに分けられます。
表皮と真皮の厚さは、わずか0.4〜1.5mm程度しかありません。

表皮(ひょうひ)は肌の表面の薄い膜のことで、皮膚の約95%を占めている重要な細胞です。
表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つの層で形成されています。
一番上にある層の角質層は、皮膚を守るバリア機能・雑菌から体を守る・体内の水分を蒸発させないためのフタといった役割を持っています。

真皮(しんぴ)は肌に必要な水分や栄養素を表皮に与え、陰から表皮を守るとても重要な場所です。
肌を作るために必要な、ヒアルロン酸やコラーゲン・エラスチンといった要素を生成します。
これらの成分が網目状に繋がり、埋めるように真皮は作られています。

表皮のケアがうまく行われていなかったり強いダメージが持続的に続いてしまうと、バリア機能の低下や肌からの雑菌の侵入を許してしまいます。
すると、真皮で必要な要素がうまく生成されず、肌の乾燥やターンオーバーの乱れが現れ、シワとして目に見えて肌に現れます。

年齢と共に肌が衰えてしまいシワができるだけではなく、誤ったケアを続けてしまうことで、シワの原因を作ることになります。

小ジワの原因

小ジワは表皮にできる、浅いシワがほとんどです。
笑った時の口元や眉間に現れる、表情シワも小ジワに含まれます。

表皮の細胞間脂質のセラミド・コラーゲンなどの不足で保水力が低下し、小ジワの原因になります。

他にも下記のようなことが、小ジワの原因になってしまっています。

・肌の乾燥
・間違った洗顔方法
・紫外線を浴びる
・加齢による肌機能の衰え

また、表皮の水分や皮脂の量が低下することで角質細胞が増殖し、ターンオーバーが乱れてしまいます。
そうすると角質層のキメが乱れ、角質間に隙間が生まれ肌の乾燥が進み小ジワの原因となります。

肌の弾力低下

肌の弾力はコラーゲンやエラスチンが減少することで肌がたるみ、弾力が低下していきます。
特に加齢と共に弾力に必要な成分は減少していくので、皮膚がたるむことでシワが現れます。

また、「光老化」のような紫外線で、真皮のハリを保つ組織が破壊され弾力の低下につながります。
最初は浅く薄いシワでも、時を重ねることで大きなシワに変わってしまう可能性があります。

保水力の低下

肌の保水力が低下し、肌が乾燥することで小ジワの原因になります。

表皮のバリア機能が正常に機能していないと、どうしても保水力が低下します。
そうすると、真皮で生成される水分・栄養素が不足してさらにシワの原因になります。

また、肌に合っていない間違ったスキンケアを継続していると、角質層のキメが乱れ保水力がさらに低下していきます。

乾燥

肌が継続的に乾燥してしまうと、皮膚が凹みシワになっていきます。

ただ乾燥が原因でシワができるといっても、「表皮性ジワ」と「真皮性ジワ」があります。

表皮性ジワは皮膚の表面が乾燥して、水分が不足している状態です。
浅く細かい小ジワが多く、ちりめんジワとも呼ばれています。

真皮性ジワはハリを保つ成分のコラーゲンが不足してできるシワのことです。
紫外線ダメージが主な原因と言われていて、表皮性ジワの正しいケアが行われていないと、どんどん進行してしまうシワです。

表面だけではなく内面まで乾燥が広がってしまうと、その分シワの深さも深刻なものになってくるでしょう。

表情

表情ジワは歳を重ねることで、癖として残ってくるシワです。

目元や口元に残る笑いジワ・顔をしかめた時にできる眉間やおでこのシワなどがあります。
そういった表情ジワは蓄積されたシワと言えるため、年齢を重ねると戻りにくいシワになります。

特におでこや目元・ほうれい線などのシワは深く残りやすいため、改善はそう簡単にはいきません。
ケアをしていたとしても表情の癖が原因で出来てしまうので、表情ジワの解消は一苦労です。

深いシワの原因

表皮だけではなく真皮にまで問題がある場合、深いシワが出来てしまいます。
深いシワは顔に刻まれるようにできるため、簡単に改善することは難しいです。多くの場合は真皮の乾燥が原因で深いシワが現れます。

その中には、紫外線が原因で蓄積されたダメージで、体内に活性酸素が発生してしまうものも。
コラーゲンの繊維が切れてしまったり、繊維芽細胞からコラーゲンの分解酵素が放出されるなどの弊害が原因という場合もあります。

そして真皮の弾力が失われ、コラーゲンやエラスチンといった保水成分が減少し、深いシワができる原因になります。

紫外線ダメージ

深いシワができる原因の1つ目は、紫外線ダメージです。

「紫外線=シミ」というイメージがある方が多いでしょう。
しかし紫外線ダメージは、深いシワができる原因にもなります。

表皮の乾燥が進むことで真皮が正常に働かなくなり、熱のダメージで乾燥が進みます。
そうすると補習能力が低下し、さらに肌のダメージはひどくなります。

紫外線ダメージが原因でシワやたるみができることを「光老化」といいます。

光老化が進んでいくとコラーゲンやエラスチンを破壊していくため、深いシワやたるみの原因を作ることになります。

小ジワの放置

深いシワができる原因の2つ目は、小ジワの放置です。

「小ジワだからいつものケアでなくなる」「あんまり目立たないし…」と、しっかりと対策をしなければ深いシワになってしまいます。

どんなに小さな小ジワでも放置をしてしまうと、シワが深くなり真皮層へも影響します。
真皮層まで乾燥してしまうと、徐々に皮膚表面が硬く厚くなり対処が難しくなります。

そしてバリア機能や保水機能も低下していくので、小ジワが深いシワになってしまう可能性があります。

皮膚のたるみ

3つ目の深いシワの原因は、皮膚のたるみです。

表情筋の衰え・皮下脂肪により、年齢と共に皮膚が下がってきてしまいます。
そして皮膚のたるみにより溝ができ、その溝が深いシワの原因になります。

また、弾力やハリがなくなってしまうことで、より深いシワを作ることになるでしょう。

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シワができる部位の特徴

シワができる部位ごとに、特徴を紹介していきます。

眉間のシワ

眉間のシワ

眉間のシワは、眉の中心に力を入れ寄せることでシワができます。

眉や目をひそめる時に使われる筋肉が常に緊張している状態が続くと、眉間にシワが刻まれやすくなります。
表情の癖だけでなく肌の弾力性の低下や乾燥が原因で、さらに深いシワになるでしょう。

眉間のシワは無意識のうちに、シワを寄せていることが多いです。
常に意識をして生活をしていたとしても、一度刻まれてしまった眉間のシワを解消することは相当難しいです。

また、表情シワだけではなく、眼瞼下垂が原因で眉間のシワが深くなっている場合があります。
目を開けるために眉間に力を入れることで、さらに眉間のシワが深くなる原因になってしまいます。

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目元のシワ

目元のシワ

目元のシワは、疲れている印象を与えたり老けて見える厄介なシワです。

目の下の皮膚はとても薄く、他の部位よりもシワがつきやすいため、擦ったり強いダメージを与えるとすぐにシワになります。

また、乾燥だけでなく、眼精疲労が原因で肌の代謝が悪くなりシワが現れてしまう場合もあります。

目元のシワを減らすために行なっていたはずのスキンケアも、誤った方法を続けるとシワを悪化させてしまっているかもしれません。

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目尻のシワ

目尻のシワ

目尻のシワは、浅く細かいことが特徴です。

笑いジワのような表情ジワでも簡単に跡がついてしまう部位で、加齢と共に深いシワになっていき少しずつ目立っていくシワです。

目尻のシワは紫外線や乾燥はもちろん、眼精疲労が原因で現れる場合もあります。
さらに、加齢と共に表情筋が衰え、肌のたるみが原因で深く刻まれていきます。

ファンデーションが溜まってしまったり、メイクでも悩ましく思う部位となるでしょう。
あまりケアをせず放っておくと、実年齢よりも老けて見える恐れがあります。

おでこ(額)のシワ

おでこ(額)のシワ

おでこ(額)のシワは、特に老けて見えてしまう特徴がある深いシワです。

横長に大きく残ってしまうシワが多く、表情の癖・乾燥・肌のハリ減少が原因で現れやすいです。
目をよく見開いたり眉毛をよく上げる癖があると、おでこ(額)のシワが表情ジワとして残りやすくなります。

紫外線が原因で繊維が破壊され乾燥が進み、おでこ(額)のシワができやすい状態を作ってしまいます。
他にも、加齢と共に肌のハリが減少し、たるみが生まれることで、おでこ(額)のシワができます。

口周りのシワ

口周りのシワ

口周りのシワの多くは、肌の乾燥によってできた小ジワ・ちりめんジワが多いです。

肌の乾燥が続いてしまうと角質の水分量が低下し柔軟性がなくなり、硬い分厚い皮膚になっていきます。
そうするとキメも荒くなり、口周りに細かいシワができやすくなってしまいます。

口周りは皮脂の分泌量が少なく乾燥しやすいです。
さらによく動く部位になるので、小ジワがよりできやすく、しぼんで見える部位といえます。

口元のシワ(ほうれい線)

口元のシワ(ほうれい線)

加齢と共に現れやすい口元のシワが、ほうれい線です。

ほうれい線は笑いジワと思われるかもしれませんが、たくさん笑うからといってできるシワではありません。
多くの方は30代頃からほうれい線が気になり始め、加齢と共にシワが深くなってくるでしょう。

実は、ほうれい線とシワは少し種類が違います。
シワは肌のハリ低下や皮膚のたるみ、乾燥などで現れる線がシワです。
ほうれい線は顔の骨格や肉つきによってもできるため、20代でもほうれい線がある方はいます。

肌の状態が原因で現れる口元のシワと、顔の骨格や肉つきが原因で現れる口元のシワでは解決方法も違ってくるでしょう。

首のシワ

首のシワ

首の皮膚は、顔の皮膚よりも薄く乾燥しやすい部位です。
そのため気がつかないうちに、加齢と共に増えシワが目立つようになります。

また、首には顔の2倍汗腺があるので、保湿成分が流され乾燥しやすいです。
そのため紫外線対策や保湿が不十分な場合、老化が進みやすく首のシワが増えてしまいます。

また、首にある広頚筋という筋肉の緩みがたるみとして現れ、さらに首のシワが増える原因になります。

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手肌のシワ

手肌のシワ

手肌のシワは、紫外線のダメージや水仕事・蓄積されたダメージが原因でシワとして現れます。

意外と手肌のシワは目立ちやすく年齢が現れる部位として、しっかりとしたケアが必要です。
石鹸などで手を洗うだけではなく消毒を頻繁に行うことが増えたため、手肌が乾燥しやすくシワができやすい方も増えているのではないでしょうか。

また、血流が悪くなるとターンオーバーが乱れ、よりシワができる原因になります。

シワを増やさないためのケアする方法

シワを増やさないためのケアする方法

シワをこれ以上増やしたくないと思う方は多いです。「シワを防ぐためのケア」と「すでにできてしまったシワのケア」に分けてお伝えします。

シワを防ぐためのケア

表情の癖を直す

シワを防ぐためにどなたでも実践しやすいケア方法1つ目は、表情の癖を直すということです。

表情ジワとして現れやすい部分は、主に目尻やおでこ・眉間といった表情を作った時にシワが現れます。

笑った時の笑いジワや目をしかめた時にできる眉間やおでこのシワは、同じような癖が付かないように意識することが重要です。

また、加齢が原因で表情ジワが深くなってきた場合は、表情筋を動かしたりストレッチをすることで、たるみ防止になりシワを防ぐことができるでしょう。

他にも、肌の乾燥を防ぐために肌質に合わせた保湿ケアをすることで、シワの軽減や新たなシワを作らないための防止が可能です。

紫外線対策

シワを防ぐためには、日々の紫外線対策はとても大切です。

紫外線は肌にとても重要なコラーゲンやエラスチンといった成分を破壊してしまいます。
そのため、十分な紫外線対策が行われていないと、日々保湿ケアをしていたとしても、肌が本来持っている保水力が低下し乾燥が進んでいきます。

特に紫外線を長時間受けるような生活をしている方は、紫外線対策を怠ってしまうと将来シワが一気に増える、定着ジワができる可能性があります。
以下の対策をしましょう。

・日焼け止め
・日傘
・帽子
・サングラス

直接紫外線が当たらないように心がけることで、シワを防ぐことが可能です。
また、日傘や帽子を選ぶ際は、紫外線カット効果のある商品を選ぶことでより効果的です。
最近では、服にも紫外線カット効果がある商品が増えています。

車をよく運転する方は、紫外線カットのアームウォーマーもおすすめです。

また、外に出ないからといって、紫外線の影響がないというわけではありません。
最近では保湿効果のある日焼け止めが多く販売されているので、そういった日焼け止めを使用するだけでも紫外線対策は可能です。

顔だけではなく、首元や手肌にも忘れずに使用するようにしましょう。

常に保湿ケア

シワを防ぐには、日々の保湿ケアもとても重要です。
保湿ケアをする際は、下記の成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。

・ビタミンC誘導体
・レチノール
・ヒアルロン酸

紫外線の影響を抑える効果や肌のターンオーバーを促す成分が、配合されている商品を使用して肌を保湿することでより効果的にシワを防ぐことが可能です。

また、保湿だけではなく高い保水力が含まれたものであれば、簡単に乾燥をすることなく潤いを持続させることができるでしょう。

フェイスラインの筋力・表情筋の強化

シワができる原因として、顔のたるみや筋力の低下といった理由があります。
そのためフェイスラインの筋力・表情筋の強化はとても大切になります。

・口元のシワが気になる→口輪筋
・顔がたるみシワが気になる→胸鎖乳突筋
・目の周りのシワが気になる→眼輪筋
・ほうれい線や口ものとのシワが気になる→側頭筋

どこの部位のシワが気になるかによって、強化しなければならない筋肉が変わってきます。
また、誤ったトレーニングをしてしまうと効果を得られず、最悪、逆効果になってしまうことも…。
逆効果にならないためにも正しい方法で顔まわりの筋力をアップさせ、シワを防止していきましょう。

ストレスを溜めない

実はシワ予防には、ストレスを溜めないようにすることも大切です。

ストレスが溜まってしまうと、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまい肌によくありません。
肌のバリア機能も低下し、肌荒れや乾燥しやすくなります。

メンタルが整うことでシワ防止にもなるので、適度な運動やストレス発散を定期的に行うことを意識してみましょう。

すでにできてしまったシワに効くケア

乾燥対策の保湿

すでにできてしまっているシワのケアとして、乾燥対策の保湿をすることが大切です。

一時的に現れる細かいちりめん状のシワや小ジワをしっかりと保湿をしていくことで進行を抑えます。
乾燥や発熱などの体内の異常によって引き起こる一時的なシミだからこそ、怠らずに保湿をしていくことで深いシミを防ぐことができます。

また、ご自身の肌質にあった保湿をすることで、より効果的に保湿ができるので乾燥対策になります。

すでに「シワがあるから…」と諦めず、乾燥対策・保湿をすることで症状は改善されるでしょう。

小ジワを悪化させないための紫外線ケア

小ジワを悪化させないためには、紫外線ケア・対策はとても大切になってきます。

紫外線ケアを怠ると表皮から乾燥が始まり、真皮で生成される大切な成分が正常に生成されなくなります。

日々の紫外線ケアとして、日焼け止めは必須になってきます。
また、紫外線カットの効果がある帽子や服を選ぶことで、肌の乾燥を防ぐことができるのでとても大切です。

日々の生活の中でできる紫外線ケアをすることで肌の状態も正常に保たれ、小ジワを悪化させないための紫外線ケアになるでしょう。

シワの改善に有効な成分7選

シワの改善に有効な成分7選

セラミド

セラミドは浅いシワに効果が期待できる保湿成分の1つで、最も保湿力が高いと言われています。
肌の状態を正常に保つために、とても大切な有効成分です。

表皮の上層では水分を保持するため、表皮の下層ではメラニン色素の生成を抑え、シミ防止の働きをします。

セラミドにはいくつも種類があり、「セラミド1」「セラミド6」といった数字がついているものが肌馴染みが良くおすすめです。

NMF

NMFは肌にもともと備わっている保湿成分の1つで、肌の水分を保つ働きをしています。
さらに周囲に水を集める働きも持っているので、保湿力と保水力があるとても重要な成分です。

しかしNMFは加齢や間違ったスキンケアを続けることで、どんどん減少してしまいます。
また、強い刺激にも弱く、強すぎるマッサージでも減ってしまう成分です。

他にも肌のpHを弱酸性に保ち、皮膚常在菌のバランスを整えてくれます。
バランスが整うことでバリア機能が上がるので、肌の潤いを保つことができます。

NMFを増やすためには、NMFに含まれている“必須アミノ酸”が含まれている食品をバランスよく摂取する方法があります。
必須アミノ酸は、肉類や魚類・卵・牛乳・ヨーグルトなどで簡単に摂ることができます。

幹細胞

幹細胞とは“ヒト幹細胞培養液”ともいわれ、成長因子が含まれていてハリのある肌に必要な成分です。
特にシミやたるみの改善が期待できます。

肌の弾力にとって大切なコラーゲンやエラスチンなどの成分の生成を促す効果もあるので、シワ防止・解消をすることが可能です。

また、弾力やハリだけではなく、ターンオーバーが正常に行われるので肌トラブルに困っている方にもとても重要な成分です。

幹細胞を用いた治療や美容製品を利用する際は、副作用のリスクもありますので必ず、信頼ができる医療機関・製品を選ぶように心がけてください。

レチノール

レチノールは深いシワにより作用する、ビタミンAの1種です。
傷んだ肌に必要なコラーゲンを生成し、修復してくれる働きがあります。

もともとは美容皮膚科で使用される医薬品でしたが、化粧品として改良されました。

レチノールは刺激が強いため、少量を使用しながら肌に慣らしていく必要があります。

中には肌質に合わないという方もいて、A反応と言われる症状が現れることがあります。
A反応は「レチノイド反応」や「ビタミンA反応」とも呼ばれ、レチノールを塗布した後に肌の新陳代謝が急激に変化することで現れます。

症状としては、赤み・皮が剥ける・乾燥感などです。
一見悪い反応に思えますが、肌の新陳代謝が良くなることで起きる反応です。
新陳代謝が良くなることで肌のターンオーバーが、正常に機能しているということです。

そのためA反応が現れたとしても、今まで乱れていた肌のターンオーバーが整い始めたと前向きに考えてみてください。

ナイアシン

ナイアシンは深いシワを改善するために必要な成分の1つです。
肌のコラーゲンが減少した時にコラーゲンの生成を促す働きを持ちます。

また、ナイアシンは「シワ改善有効成分」として、日本の厚生労働省に承認されている成分でもあります。
さらに肌の炎症を抑える効果を持っているので、ニキビ予防にも効果的です。

ナイアシンは保湿効果もあることから、シワが現れる原因の一つである乾燥からも肌を守ってくれます。

敏感肌の方でも刺激が少ない成分なので、安心して使用することができるでしょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、水溶性と脂溶性の2つの性質を持つ成分です。

肌への浸透力がとても高く、使い続けることでハリを与えます。そのためシワ改善には効果的で大切な成分といえます。
また、エイジングケアにもビタミンC誘導体は、使用されています。

さらにコラーゲンの生成をサポートしてくれるので、深いシワがある方にはとても有効的な成分です。

ヒアルロン酸

深いシワを改善するには、ヒアルロン酸もとても大切な成分です。

真皮の中にある繊維芽細胞は、コラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸を生成する部分です。
古くなった成分を分解処理する働きもあるため、とても重要な成分の1つです。

ヒアルロン酸の質量の約6,000倍の水分を引きつけてくれます。
そして引きつけた水分を膨張させる性質があるので、シワ部分に注入することでハリを作ります。

真皮から肌を持ち上げることで、深いシワを目立たなくすることができます。

シワを改善する方法

シワを改善する方法

シワ改善クリームなど市販薬

すでにあるシワを完全に消すことはあまり期待できませんが、新たにできる可能性があるシワ・深いシワを防ぐことは可能です。
「今あるシワが消えないなら…」といって、日々のケアを怠ると肌の乾燥が悪化しさらに深いシワが増えてしまいます。
そうならないためにも、保湿をすることは続けるようにしましょう。

ただし、シワ改善クリームなどの市販薬で、完全にシワをなくすことは難しいです。
市販薬の作用は表皮の角質層までと、薬事法で決められているためです。

シワ改善マッサージ

シワ改善マッサージも残念ながら市販薬同様、シワをなくすまでの効果は期待できません。

さらに間違ったマッサージ方法を続けていると、逆効果になり新たなシワを作ってしまう可能性もあります。

そうならないためにもマッサージをするより、気になる部位の筋力をあげてたるみを改善したり表情の癖を改善する方がおすすめです。
また、肌の乾燥を防ぐことも忘れてはいけません。

深いシワの改善は多少なりとも、期待できるでしょう。

美容医療を活用する

シワを改善する方法として最も有効的な方法は、美容医療を活用するということです。

美容医療では古い角質を取り除き、コラーゲンの生成を促すピーリングやヒアルロン酸を気になるシワ部分に注入する治療など幅広くあります。

また、クリニックにはシワやアンチエイジングケアのプロが在籍しているので、間違った方法を続けてシワが増えてしまうより安心です。

シワをより効果的に解消したい方には、とてもおすすめの方法といえます。

フォーシーズンズ美容皮膚科でできるシワ改善治療

フォーシーズンズ美容皮膚科でできるシワ改善治療

幹細胞治療

幹細胞治療とは、自身の細胞を採取し培養し、その培養した細胞を、シワやたるみが気になる部位へ注入する治療法です。

シワの改善はもちろん、肌のハリやたるみの改善やリフトアップをすることで小顔効果など見た目の若返りが叶うでしょう。

また、自身の細胞を利用して治療を進めるので、副作用も起こりにくいです。

ゆっくりと時間をかけて肌に必要な成分の生成を促し、自然なエイジングケアを受けることができます。

幹細胞治療はこちら

PRP皮膚再生療法

PRP皮膚再生治療法は、自己治癒力の高いPRPという血漿成分を注入します。
そうすることで皮膚の再生力・成長因子を増やし、肌のアンチエイジングを促す治療法です。

肌にあるシワやしたるみ・毛穴などを、傷とみなし、自身の細胞が分裂をして治療してくれるというイメージです。

元気になった細胞が増えていくので半永久的とも言える治療で、加齢のスピードも遅くなります。

また、ハイクオリティーな血小板グループのみを使用するので、しこりや腫れ・変形といった心配もありません。

PRP皮膚再生療法はこちら

ACRS療法(肌再生治療)

ACRS治療法(肌再生治療)は、自身の血液から成長因子と抗炎症性サイトカインという成分を増やし抽出した血清を、皮膚に注入します。
そうすることで加齢の症状を遅らせながら肌の炎症を抑え、成長因子がシワを改善し美肌にしてくれます。

加齢と共に減少する成長因子を自身から採取し使用することで、自然なシワ改善治療を受けることができます。

シワ改善やたるみ・ハリアップに効果的な治療法です。他にも、毛穴開きやニキビ跡・肌質改善も期待ができます。

ACRS療法(肌再生治療)はこちら

PRPまぶた特殊針注入法

目元の小ジワが気になる方におすすめなのが、PRPまぶた特殊針注入法です。

まずは採血をし、血液中の血小板をより多く含んでいる血漿成分を濃縮・調節した成分を用意します。そして改善したい目元へ注入することで、シワやたるみの改善が期待できます。

短く微細な3本の特殊なハリを使用して成分を注入するので、痛みも少なく広範囲に注入が可能です。
極細の針なので注射後は、ほとんど残りません。

目元のたるみが原因で小ジワができていたり、疲れ目に見えるシワが気になる方に最適な治療法です。

PRPまぶた特殊針注入法はこちら

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はさまざまな美容効果がありますが、シワ解消にもおすすめの治療法です。

肌のハリにはもちろん潤いを保つ働きがあるので、乾燥が原因で増えるシワにとってヒアルロン酸は大切な成分です。

ヒアルロン酸は年齢と共に減少していきますが、美容医療でヒアルロン酸を補うことで肌のハリ・潤いを保つことができます。
肌再生治療にもなるので半永久的な治療としても、ヒアルロン酸治療はおすすめです。

ヒアルロン酸はこちら

ボトックス

ボトックスは、筋肉の緊張によって作られたシワをボトックスを注入することで、リラックスさせシワ改善を行う治療法です。
ボトックス中には、ボツリヌス菌が作り出す天然のタンパク質成分があり、筋肉の緊張を和らげる効果があります。

そのボトックスの効果を利用し、眉間や目尻・額にできやすい表情ジワや小ジワの改善が期待できます。

また、乾燥の原因にもなる汗の分泌を大幅に減らす効果もあるので、おすすめなシワ改善治療の1つです。

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シワ改善のまとめ

シワは年齢と共に増えるだけではなく、乾燥が原因で増えてしまうものです。

そのためシワ防止・改善に、保湿や紫外線対策はとても重要になります。
小ジワであれば自宅での正しいスキンケアが行えれば、大体のシワは防止・改善できるでしょう。

しかし、深いシワになってくると市販で売っている化粧品や、自分で可能なマッサージでは改善することは難しくなります。
そういった深いシワや根本的な肌質の改善を行いたい方には、美容医療を活用することも1つの手と言えます。

また、なぜシワができるのかというメカニズムを知ることで、新たにできてしまう可能性のシワを防止することが可能です。
今あるシワを改善することも大切ですが、日々の保湿ケアや紫外線対策を忘れずに行うことで継続的にハリと弾力のある肌を維持していくことができるでしょう。

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