酒さの原因や治し方について解説します。また、酒さの種類、進行状況や症状をステージ別で説明しています。
酒さ(赤ら顔)とは、顔に赤みやほてり、ぶつぶつができてしまう皮膚の疾患です。
30代以降の方に多く見られ、日常生活の中で悪化しやすいと言われているため、早めに対処していくことが重要です。
酒さの原因は完全には解明されていませんが、紫外線やストレスなどの外からの刺激、体内の血管異常などの内からの刺激が考えられます。
酒さ(赤ら顔)とは?原因や症状
酒さ(赤ら顔)とは、顔に赤みやほてりが現れ、進行するとぶつぶつとしたニキビのような症状が現れる疾患です。
一見、お酒を飲んで顔が赤くなっている人に見えますが、お酒による顔の赤みのようにすぐに治ることはあまりなく、時間をかけて改善していく必要があります。
30代以降の方によく見られ、頬や鼻を中心に症状が現れます。
原因は明確には解明されていませんが、外的要因や内的要因のそれぞれが考えられるため、どちらの刺激からも肌を守る必要があります。
酒さ(赤ら顔)の原因
酒さ(赤ら顔)は、原因が完全には解明されていない慢性炎症性疾患です。
考えられる原因として以下が挙げられます。
- 顔の血管の異常拡張
- 皮膚のバリア機能の低下
- 紫外線
- 温度差
- ストレス
- アルコール
- 辛い食べ物による刺激
近年では免疫系の異常や皮膚に常在するデモデックスというニキビダニとの関係も考えられています。
いずれにせよ、複数の原因が絡み合って症状を引き起こしているのです。
酒さ(赤ら顔)の主な症状
酒さ(赤ら顔)は、顔に赤みが広がりやすいのが特徴で、進行するにつれてさまざまな症状が現れます。
初期は軽い赤み程度から始まりますが、放置すると炎症が悪化したり毛細血管の拡張、膿を伴うぶつぶつなどが見られたりすることもあります。
ここでは、酒さの代表的な症状について詳しく見ていきましょう。
顔の赤み|ほてりや一過性紅斑
酒さの初期症状としてよく見られるのが、顔や首の一部が一時的に赤くなる一過性紅斑です。
お酒を飲んだ後のほてりに似ていることが多く、ストレスや気温の変化が原因と考えられています。
アルコール摂取によって引き起こされやすいとも言われています。
赤みは時間が経てば消えることが多いですが、繰り返し起こるため、症状が進行するとなかなか消えない赤みへと変わることも。
この一過性紅斑は、酒さの進行を早める要因とも言われているため、早めの対処が重要です。
赤い盛り上がり|持続性紅斑
酒さが進行すると、頬や鼻を中心に赤みが持続的に現れる持続性紅斑が見られます。
ひどい場合には顔全体が赤らんだように見えることも。
この症状は、一過性の赤みとは違って時間が経っても消えないため、長い期間ほてりやヒリヒリ感が気になるでしょう。
持続性紅斑は、皮膚が炎症を繰り返すことで慢性的な状態となり、治療が難しくなることがあるため、こちらも気になったらすぐに対処することが重要です。
膿(うみ)をもったぶつぶつ
酒さが進行すると、赤みだけでなく、丘疹や膿疱といって皮膚に膿を持ったぶつぶつが現れることがあります。
パッと見るとニキビのように見えますが、丘疹や膿疱が繰り返し発生するため、どんどんと肌の状態が悪化するとされています。
また、適切な治療を受けないと跡が残ってしまうことも。丘疹や膿疱は炎症のサインなので、放置はNGです。
専門家にすぐに相談して治療を受けるようにしましょう。
毛細血管の広がり
酒さの症状が進行すると、毛細血管拡張が起こります。
毛細血管拡張とは、毛細血管が拡張して細い血管が皮膚の表面で目立つようになる状態です。
酒さが発生しやすい頬や鼻の周辺に多く見られます。これによって肌の透明感が失われ、赤ら顔がより強調される原因に。
毛細血管の拡張は、長期間にわたる炎症や赤みが繰り返された結果として現れることが多く、専門的な治療が必要になる場合があります。
酒さ(赤ら顔)が悪化する要因
酒さ(赤ら顔)は、さまざまな外的・内的要因によって症状が悪化しやすい疾患であることをご紹介しました。
紫外線や温度差、食べ物、ストレスなど、酒さが悪化する要因は日常生活の中に潜んでいます。
ここでは、酒さが悪化する主な要因について詳しく解説します。
紫外線や温度差
酒さ(赤ら顔)の症状を悪化させると言われている要因の一つが、紫外線や急激な温度変化といった外的なものです。
そもそも紫外線は肌に炎症を引き起こす一因と言われており、酒さに関しても同様です。
血管を拡張させるため、赤ら顔の症状を悪化させることがあります。
また、温度差にも注意が必要です。
寒暖差が激しい環境では毛細血管が頻繁に収縮・拡張を繰り返すため、顔の赤みが目立ちやすくなります。
このような外的刺激から肌を守るために、紫外線対策や保湿をしっかり行うことが重要です。
香辛料や熱い刺激物の摂取や飲酒
香辛料や熱い食べ物、アルコールの摂取も、酒さの悪化につながる要因の一つです。
刺激物を食べると体内で血管を拡張させ、顔に一時的な赤みやほてりを引き起こします。
刺激物の中でも、辛い食べ物やアルコールは血行を促進し、酒さの症状を悪化させることがあるため特に注意が必要です。
また、熱い飲み物や食べ物も同様に顔の赤みを強めるため、酒さの悪化を防ぐためにはこれらの食べ物や飲み物の摂取は控えめにしましょう。
緊張や不安などの精神的ストレス
精神的な緊張や不安、ストレスも、酒さの症状を悪化させる要因です。
ストレスがかかると、体内で自律神経が乱れて血管が拡張しやすくなります。
また、ストレスによって肌のバリア機能が低下するため、酒さの症状がさらに悪化することも。
ストレスを溜めない生活を送ることがベストですが、なかなか難しいものです。
自分がリラックスできる方法を見つけたり、休憩を適度に取ったりしてストレスを溜めすぎないように意識してみてくださいね。
ニキビダニ
ニキビダニも酒さの悪化に関連することがあるとされています。
このダニは皮膚に常在しているため通常では害はありませんが、酒さを発症した方の肌では異常に増殖することがあり、炎症や皮脂分泌の乱れを引き起こす要因となります。
ニキビダニの活動が活発になるほど顔の赤みやブツブツが増えることがあるため、早めの治療がおすすめです。
ステロイドの塗り薬
ステロイドの塗り薬を長期間使用すると、酒さの症状を悪化させることがあります。
ステロイドは一時的に炎症を抑える効果が期待できるため、ついつい頼りたくなるでしょう。
しかし、長期間使用すると皮膚が薄くなり、毛細血管が拡張しやすくなるため、結果として顔の赤みが持続して酒さの症状がより強く現れてしまいます。
また、酒さがステロイドに対して敏感な場合、繰り返し使用していたところをいきなり中止するとリバウンド現象として症状が急激に悪化することがあるため、使う場合は専門家に相談してからにしましょう。
酒さ(赤ら顔)の症状による4つのタイプ
酒さ(赤ら顔)には、症状の現れ方や進行具合によって4つのタイプがあります。
初期段階の軽い赤みから、炎症が進行して膿を持つもの、皮膚の肥厚が目立つものまで、さまざまなです。
ここでは、酒さの症状の4つのタイプについて詳しくご紹介します。
①紅斑毛細血管拡張型(従来の分類:第1度酒さ)
紅斑毛細血管拡張型は、酒さの初期段階である第1度酒さにあたります。
頬や鼻のまわりを中心に毛細血管が拡張して、赤みが目立つようになります。
赤みは一時的な場合もありますが、先にご紹介したように、症状の進行によって持続的な赤ら顔となることが特徴です。
外的要因によって悪化すると言われており、肌のヒリヒリ感が気になることも。
初期段階ではそこまで大きな治療は必要ないとされているため、紫外線対策や保湿など、自宅でもできる対策から始めてみましょう。
②丘疹膿疱型(従来の分類:第2度酒さ)
丘疹膿疱型は第2度酒さに分類される、紅斑に加えてニキビのような丘疹や膿疱が顔に現れることが特徴のタイプです。
赤みが持続するだけでなく、炎症が進行して皮膚が荒れてしまうことがあります。
見た目の問題だけでなく、肌のヒリヒリ感や不快感がさらに気になるようになり、放置すると跡が残ることも。
治療やスキンケアにより、症状の悪化を防ぐことが可能です。
③鼻瘤(従来の分類:第3度酒さ)
鼻瘤は、第3度酒さに分類されるタイプです。
酒さの症状が進行して鼻の組織が肥厚し、形状が変わってしまう状態です。
鼻が大きく隆起して皮膚が厚くなるため、サラサラ感のないゴツゴツとした見た目になります。
特に男性に見られることが多く、見た目の変化を伴うため心理的な影響も大きくなるでしょう。
鼻瘤は手術や治療が必要となることが多いため、鼻瘤を発症する前に対処することがおすすめです。
④眼型(従来の分類:眼合併症)
眼型酒さは、酒さの症状が目にまで広がるタイプで、眼合併症として分類されます。
眼型では肌の赤みにとどまらず、目の乾燥感や異物感も症状として現れ、視力に影響を及ぼすことがあります。
まぶたの腫れや充血も伴うため、目の周りの皮膚が炎症を起こすことも。
酒さの症状が目に現れると皮膚症状とは違って視覚に影響を与える可能性があるため、眼科での治療が必要になることがあります。
酒さ(赤ら顔)の4つのステージ
酒さ(赤ら顔)は、進行具合によって4つのステージに分類されます。
各ステージごとに特徴や症状の違いがあります。
ここでは、酒さの4つのステージについて詳しくご紹介します。
①酒さ前駆期(軽度)
酒さの初期段階である前駆期は、顔が一時的に赤くなることが特徴です。
ご紹介したように気温の変化やストレス、アルコール摂取などによって引き起こされ、一時的なほてり感があります。
顔の赤みは一過性で時間が経てば消えることが多いですが、繰り返し発生することで症状が進行するリスクがあります。
この時期の酒さはまだ軽度なので、生活習慣の見直しやスキンケアなどのセルフケアで症状を和らげることが可能です。
②血管期
血管期に入ると、頬と鼻の周辺で赤みが残り続けるようになります。
この時期には、顔の皮膚表面にある毛細血管が拡張して赤ら顔が定着してしまうことが特徴です。
見た目の変化だけでなく、ヒリヒリ感などの不快感を感じることが多くなり、外的な刺激に敏感になります。
この段階では、紫外線対策や保湿などのケアを行なって、改善というよりは症状が進行しないようにする対処が必要です。
③炎症期
炎症期では酒さがさらに進行し、顔の赤みに加えて赤い盛り上がりやニキビに似た膿疱が現れます。
炎症が進むことで、肌の状態が荒れやすくなり、痛みやかゆみを伴うこともあります。
治療が遅れると跡が残るリスクが高まるため、専門家に相談して正しい対処を行うことが重要です。
④進行期
酒さが進行期に入ると症状がさらに重くなり、鼻の部分で著しい変化が見られます。
鼻の組織が肥大化して赤く膨らむため、鼻瘤(びりゅう)が形成されることが特徴です。
鼻瘤によって皮膚が厚くなり外観が大きく変わるため、症状よりも見た目が気になることが多いでしょう。
この状態になると、手術などの大掛かりな対処が必要になるため、この状態になる前に対処することがおすすめです。
酒さ(赤ら顔)と似ている病気
酒さ(赤ら顔)は、顔に赤みのような炎症が現れるため、他の皮膚疾患と混同されることがあります。
症状が似ている皮膚炎やニキビなどの疾患とは区別が難しいことも。
ここでは、酒さと似た症状を持つ病気と識別方法について詳しく解説します。
口囲皮膚炎・眼囲皮膚炎・開口部皮膚炎
口囲皮膚炎や眼囲皮膚炎、開口部皮膚炎は、口や目、鼻の周りに炎症が現れる皮膚疾患です。
これらの病気では、口元や目元に赤みや小さなぶつぶつができ、乾燥感やかゆみを伴うことが多いとされています。
酒さとの識別ポイントとしては、酒さが顔全体に広がる一方で、上記の皮膚炎は口や目の周りなどの特定の部位に限定される傾向が強いことです。
また、口囲皮膚炎や眼囲皮膚炎はステロイドの使用が原因となることが多く、治療法も異なります。
尋常性ざ瘡(ニキビ)
尋常性ざ瘡(ニキビ)は、酒さと同様に顔に赤みやぶつぶつが現れる病気です。
ニキビは毛穴が詰まることで発生し、皮脂腺が活発な額や顎、背中にできやすいのが特徴です。
一方で、酒さは主に頬や鼻に赤みが現れ、ニキビのような膿疱も見られますが、膿疱や炎症が起こっても毛穴の詰まりが原因ではありません。
ニキビは思春期に多く見られますが、酒さは成人以降、特に30代以降に発症することが多い点も違います。
接触皮膚炎
接触皮膚炎はアレルギーや刺激物に反応して皮膚が炎症を起こす状態で、酒さのように赤みやかゆみが現れることがあります。
接触皮膚炎は原因物質に触れた部位に限って炎症が発生することが多く、かゆみが強いのが特徴です。
酒さは外的刺激はもちろんですが、主に血管拡張や炎症によって引き起こされることが多いため、この点が接触皮膚炎との違いです。
また、接触皮膚炎は原因となる物質を除去すれば症状が改善するのに対し、酒さは慢性的である点も違います。
酒さ(赤ら顔)と合併しやすい病気
酒さ(赤ら顔)は、他の皮膚疾患と同時に発症しやすいことがあります。
これらの合併症は、酒さの症状を悪化させたり、治療を難しくしたりすることがあります。
ここでは、酒さと特に合併しやすい病気の特徴と対処法について詳しくご紹介します。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、酒さと合併しやすい病気の一つで、皮脂の分泌が多い部分に炎症が起こる慢性皮膚疾患です。
眉から鼻にかけてのTゾーンや頭皮、耳の後ろなどに赤みやかゆみ、フケのような症状が見られます。
酒さと脂漏性皮膚炎は皮脂腺の働きや炎症に関わるため、同時に発症することが多いですが、両方の症状が重なると治療が難しくなる場合があります。
脂漏性皮膚炎のみの場合は抗真菌薬などのスキンケアで改善が見込まれますが、酒さと併発した場合は治療が必要です。
接触皮膚炎
接触皮膚炎は、酒さを発症している人が刺激物に触れることで、顔に炎症を起こす病気です。
石鹸や化粧品、日焼け止めなどが刺激となり、皮膚が赤くなったりかゆみを感じたりすることがあります。
酒さを発症していると肌が敏感になるため、接触皮膚炎を併発するリスクが高くなります。
酒さとの合併時には、どの刺激物が原因かを特定して避けることが重要です。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下して炎症やかゆみを伴う慢性的な皮膚疾患です。
酒さになると肌が敏感になり、アトピー性皮膚炎のように外部刺激に対する反応が強く出ることがあります。
アトピー性皮膚炎では、顔や首、肘の内側などに症状が出やすく、酒さと重なることで赤みや乾燥感がさらに強まります。
両方の疾患に対処するためには、保湿を徹底して皮膚の炎症を抑える療法がおすすめです。
花粉性皮膚炎
花粉性皮膚炎は、花粉が皮膚に付着することで発生するアレルギー性の皮膚炎です。
春や秋などの花粉シーズンに顔の赤みが悪化しやすく、かゆみや乾燥を伴います。
酒さになるとすでに皮膚のバリア機能が低下しているため、花粉が刺激となって炎症につながりやすくなります。
外出時にマスクや保湿クリームを使用し、帰宅後に花粉を洗い流すことが対処法としておすすめです。
また、酒さと併発した場合には、抗アレルギー薬の使用もおすすめされます。
酒さ(赤ら顔)の注意点
酒さ(赤ら顔)を改善させるためにスキンケアなどのさまざまな対処を行うと思いますが、いくつかの注意点があります。
ここでは、酒さを悪化させないために注意すべきポイントを2つご紹介します。
悪化要因を避ける
酒さ(赤ら顔)の症状を悪化させないためには、悪化する要因となることを避けましょう。
例えば、血管の拡張を促す紫外線や温度差などです。
日焼け止めや帽子で紫外線対策を行い、エアコンや暖房を使って温度調整を行いましょう。
また、刺激のある食べ物や飲み物も悪化の原因となるため、しばらくの期間は我慢です。
さらに、ストレスや睡眠不足は自律神経に影響を与えて酒さの症状を悪化させることがあるため、適度に運動や趣味を楽しんでストレスを発散しましょう。
スキンケアは大切ですが成分に注意する
酒さのケアには保湿が重要ですが、スキンケアの成分に注意しましょう。
保湿剤に含まれるヘパリン類似物質(ヒルドイド)は肌の保湿力を高める一方で、敏感な肌には刺激となることがあります。
また、ビタミンCやピーリング成分も肌のターンオーバーを促進する効果があるものの、酒さの肌には刺激が強すぎることも。
酒さにはとにかく刺激の少ないスキンケアを行うことが大切です。
敏感肌用の低刺激な製品を選び、肌の状態に合わせたスキンケアを行うことが大切です。
初期の酒さ(赤ら顔)の一般的な治療法・対処法
初期の酒さ(赤ら顔)は、日常のケアで症状を抑えて進行を防ぐことができますが、ステージが進むごとに改善までに時間がかかるようになります。
症状の段階に応じた対処法を取り入れることで、赤みや炎症を和らげることが可能です。
ここでは、酒さの一般的な治療法や対処法についてご紹介します。
生活習慣の改善(刺激回避)
まず、生活習慣の見直しが重要です。
酒さは外的・内的な刺激によって悪化しやすいので、これらの刺激を避けることが必要です。
日常生活で気をつけるべき点として、ご紹介したように紫外線対策や温度変化に対応するための対策が挙げられます。
食生活にも気をつけることで悪化を防ぐことができます。
スキンケア
酒さの症状を抑えるためには、スキンケアも必要です。
敏感肌用のアイテムを使った優しい保湿を行いましょう。洗顔する時は低刺激性のクレンジングを使い、ゴシゴシとこすらないように注意が必要です。
また、ビタミンCやピーリング成分などは、刺激が強すぎて症状を悪化させることがあるため、避けることがおすすめです。
毎日続けることで、酒さの症状が和らいでいくことが期待できます。
塗り薬
外用薬を使用することも治療法の一つです。
抗炎症作用のあるメトロニダゾールクリームやイベルメクチンクリームなどがおすすめされています。
皮膚の炎症を抑えて赤みやぶつぶつを軽減する効果が期待できます。
ただし、ステロイド系の塗り薬は、酒さに対しては逆効果となる場合があり、長期間の使用は避けましょう。
また、外用薬を使用する際は専門家に相談してから正しく使用するようにしましょう。
レーザー治療・光治療
症状が悪化してからは、レーザー治療や光治療もおすすめされます。
拡張した毛細血管を収縮させるために使われるレーザー治療(Vビームレーザーなど)が選択されます。
また、光治療は、赤みやぶつぶつを軽減し、肌全体のトーンを整えることができます。
症状の程度や肌の状態によってどのように治療するかを判断します。そのため、専門家と相談して治療方法を決めていくことが一般的です。
酒さ(赤ら顔)かなと思ったらフォーシーズンズ美容皮膚科クリニックにご相談を
酒さ(赤ら顔)は、まだ確立された治療法がない皮膚疾患です。
そのため、自己流のセルフケアではなく専門家による治療を受けることがおすすめです。
皮膚科や美容外科での相談も選択肢の一つですが、酒さのような肌トラブルは、美容皮膚科で専門的な診断と治療を受けましょう。
フォーシーズンズ美容皮膚科では、肌への負担を最小限に抑えた治療を行なっています。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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おすすめの治療法として、ACRS療法をご紹介します。
酒さ(赤ら顔)の治療はACRS療法
ACRS療法とは、自身の血液から「抗炎症性サイトカイン」と「成長因子」を抽出・増幅させ、それを注入することで炎症を抑えてさまざまな肌トラブルを改善する治療法です。
当院では、サイトカインを通常の5倍、成長因子を5〜15倍に増やした高濃度ACRSを使用し、肌再生効果を高めます。
この療法は、酒さ(赤ら顔)のような炎症性の疾患にもおすすめで、肌の透明感やハリを向上させ、シワやくすみの改善も期待できます。
治療法は確立されていませんが、フォーシーズンズ美容皮膚科クリニックのACRS療法で改善できることが期待できます。
脇田尚子 先生
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過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。
▼勤務経験
神戸大学病院皮膚科
神戸西市民病院皮膚科
兵庫県立加古川医療センター皮膚科
東神戸病院皮膚科
フォーシーズンズ美容皮膚科