目の下のくぼみ(へこみ)の治し方!窪みの原因や即効性を高める改善方法【医師監修】

クマ
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目の下のくぼみやへこみの治し方を紹介します。また改善方法として、おすすめのケア方法や即効性の高い治療法も解説しています。

目の下のくぼみは、実年齢よりも老けて見えてしまったり疲れ顔な印象を与えてしまう原因の一つになってしまいます。

目の下のくぼみが気になる方は、自身のくぼみのタイプとその原因を知ることで改善の近道を知りましょう。

目の下のくぼみのタイプ

目の下のくぼみのタイプ

目の下のくぼみは、ただ窪んでいるだけではなく、膨らみやクマがあることで強調される場合があります。

そのため、一つの原因であることよりも、クマや膨らみ・凹み(へこみ)などのさまざまな原因が重なることで、目の下がくぼんで見えることがあります。

こちらでは、ご自身の目の下のくぼみのタイプを見極めてみてください。

1,膨らみとくぼみが両方あるタイプ

膨らみとくぼみが両方あるタイプは、黒クマがより目立ち老けて見えてしまいます。

眼球を包む眼窩脂肪という、柔らかい脂肪が飛び出てくることで、目の下が膨らみクマができてしまいます。

これは、遺伝によるものと加齢によるものがあります。

遺伝による目の下の膨らみとくぼみ
遺伝の場合は、骨格や脂肪量が原因であることが考えられます。
掘りが深い・目が大きい方は、目の下が膨らみやすくくぼみができやすくなります。
加齢による目の下の膨らみとくぼみ
加齢の場合は、眼球を支える眼輪筋・目の周りの筋肉が衰え、支えられなくなることで眼球が下垂してくることが考えられます。
眼球が支えられなくなると、目の周りの筋肉や皮膚がたるんでくることで、目の下の膨らみやくぼみができやすくなります。
目の下に脂肪が溜まり膨らんでしまったタイプの場合は、脂肪を取り除くことと、くぼみを埋めるための注入施術をすることで、より美しく改善することができます。

2,くぼみだけがありクマのように見えるタイプ

くぼみだけがあるタイプは、くぼんだ部分が影となりクマがあるように見えてしまうことがあります。

膨らみがあるタイプとは違い、脂肪が少なくなってくることで目元のボリュームが減り、皮膚にくぼみができていきます。

年齢とともに肌にハリを与えるコラーゲンが減少してくることで、よりくぼんでみえ影がクマのように見えてしまうことがあります。

3,クマとくぼみがあるタイプ

クマとくぼみがあるタイプは、くぼみでできる影とクマが一緒にあることで、より濃いクマがあるように見えてしまいます。

この場合、目元の皮膚が薄くなりくぼみが深くなることで影が強調され、クマが黒っぽく見えることが多いです。

また、加齢や疲労によって目元の筋肉が弱くなり、皮膚がたるできてふくらみが現れると、さらにくぼみが強調されます。

まずは、クマがどんな原因でできてしまったかを見極め、くぼみをどのように改善していくかを考える必要があるでしょう。

4,頬まで広がったタイプ

目の下のくぼみが頬まで広がってしまうと、ゴルゴラインのような深いシワとくぼみができてしまいます。

上記で説明した、目の下のくぼみよりもさらに、実年齢より老けて見えたり疲れ顔に見えたりすることもあります。

また、ゴルゴラインのようにくっきりと跡がついてしまうと、自宅でのセルフケアも難しくなるため、迅速な改善が重要になります。

日々の食生活や生活習慣を見直すことで、多少なりとも改善は期待できますが、医療の力を借りることで美しく改善することができるでしょう。

くぼみとクマの関係は?

くぼみとクマの関係は?

目の下にくぼみがあると影ができやすく、特に黒クマが目立ちやすくなるため、くぼみとクマには密接な関係があります

黒クマ以外のクマも、くぼみがあることで強調されより目立つことも…。

生活習慣や食生活で改善できるクマは、早めの対策を行うことが大切です。

ふくらみとくぼみが共存してできる黒クマ

目の下ふくらみとくぼみが同時に存在することで、できるタイプのクマを黒クマと言います。

ふくらんだ部分が影を作り、その影がくぼみの部分に重なって、黒っぽく見えるのが特徴です。

伸ばしたり角度によって影が薄くなったりするクマは、黒クマであることが多く、比較的見分けのつけやすいクマです。

そのため、単純に色を明るくするケアでは解消しにくい、ふくらみやくぼみ自体を改善するためのアプローチが必要になります。

くぼみが増して見える赤クマ、青クマ、茶クマ

くぼみが増して見えてしまう赤クマ、青クマ、茶クマは、原因がそれぞれ異なりますが、いずれも目の下のくぼみが強調されてしまいます。

赤クマ…血行不良で血管が浮き出て見える/眼輪筋の衰え
青クマ…血行不良/眼精疲労
茶クマ…色素沈着/たるみ
目の下のくぼみが適宜影響が強調され、クマがより目立つようになります。
そのため、どのクマが原因なのかを見極め、くぼみとクマの両方を改善するケアが求められます。

目の下にくぼみ(へこみ)ができる原因

目の下にくぼみ(へこみ)ができる原因

目の下の窪み(くぼみ)は、眼輪筋という筋肉の境目にできるため、最初はあまり目立たなくともケアをせず放置していると、どんどん窪みが悪化します。

特に、目元の皮膚は薄いので、窪んでくると一気に目立つようになる場合も…。

なぜ目の下に窪み(くぼみ)や凹み(へこみ)ができるのか、原因を知ることで窪みを作らない・悪化させないようにするための知識として知っておきましょう。

遺伝的な要因

目の下のくぼみは、年齢に関係なく遺伝子的な要因でできてしまう方もいます。

・頬の内側の骨の高さ
・生まれつき目の下の脂肪が少ない
・皮膚のコラーゲンが少ない
こういった場合は、自身が本来持っている骨格や皮膚の状態が関わってきます。
遺伝的な要因で目の下のくぼみができてしまっている方は、セルフケアでの改善はあまり見込めず、医療の力を借りる必要があります

頬の内側の骨の高さが低い

頬の内側の骨の高さが低いことで目の下が窪む場合、骨格が原因と考えられます。

若い頃は肌にハリがあり、ふっくらとした印象を与えることが多いですが、年齢とともに脂肪量が減少し、窪みやクマが目立ちやすくなります。

生まれつきの骨格が影響している場合、セルフケアでは改善が難しく、劇的な効果を期待するのは難しいと言えるでしょう。

生まれつき目の下の脂肪量が少ない

生まれつき目の下の脂肪量が少ない場合も、目の下の窪みに繋がることがあります。

脂肪が少ないと、眼球と筋肉の間に隙間ができ、それが溝となって目元に段差を生じさせ、窪みとして表れます。

また、目の下の脂肪は加齢とともに減少するため、窪みがさらに深くなり、ゴルゴラインのように目立つことが多くなります。

さらに、クマがある場合は、皮膚が薄いことからより目立ちやすく、疲れ顔になりやすいことも考えられます。

皮膚のコラーゲンが少い

皮膚のコラーゲンが少ない方は、加齢以外にも紫外線の影響から目の下のくぼみにつながることが考えられます。

紫外線は、肌に必要なコラーゲン成分の生成を阻害したり、弾力の低下・肌へダメージを与えたり乾燥してしまう原因です。

薄い皮膚にそういった刺激が加わると、悪影響を直に受けてしまうので、目の下の窪みを悪化させてしまう場合があります。

皮膚のコラーゲンが少ない方は、UV対策をどれだけしっかりしているかで対応することができます。

生活習慣による目の周りの筋肉の衰え

不規則な生活習慣や運動不足は、目の周りの筋肉を弱らせ、窪み(へこみ)を作る原因となる可能性があります。

パソコンやスマホの使用時間が長いと、目元の筋肉を酷使し、疲労が蓄積します。

また、瞬きも減ってしまうので、さらに目元に悪影響を与えてしまいます。

この状態が続くと、筋肉が衰え皮膚をしっかり支えられなくなり、目の下が窪んできてしまうでしょう。

定期的なエクササイズやストレッチで筋肉を鍛え、生活習慣を見直すことと共に、長時間のパソコンやスマホの使用を控えることが大切です。

もし、どうしても仕事などで眼精疲労が溜まりやすい方は、目の周りを温めたりマッサージをしたり目の体操をすることで、多少軽減されるでしょう。

日常的に目元に負担をかけている

目をこすったり、肌に負担がかかりやすいメイク落としでゴシゴシこするなど、日常的に目元に負担をかけていると、薄くデリケートな皮膚がダメージを受けやすくなります。

特に、皮膚が薄い目元は刺激に敏感で、繰り返しの摩擦によってたるみや窪みが進行する可能性があります。

クレンジングやメイクの際は、できるだけ優しいタッチを心がけ、目元に負担をかけないケアが大切です。

アイメイクを毎日しっかりとする方は、ポイントメイク用のクレンジングを使用することで、摩擦を減らし洗顔をすることができるでしょう。

肌が乾燥により弾力が失われている

肌の乾燥は、目の下の窪みの大きな原因のひとつです。

乾燥すると、皮膚の弾力が失われハリがなくなり、目元がへこんで見えることがあります。

特に、目元は皮脂分泌が少ないため、乾燥しやすい部分です。

しっかりと保湿を行い、目元の潤いを保つことで、窪みの進行を防ぐことができます。

保湿効果の高いセラミドやヒアルロン酸・コラーゲン成分が含まれる、アイクリームや美容液を使用することが重要です。

紫外線対策不足で肌が乾燥している

紫外線は、肌の乾燥や老化を引き起こす大きな要因です。

目元の皮膚は薄いため、紫外線によるダメージを受けやすく、弾力が失われて窪みが目立つ原因となります。

紫外線対策を怠ると、コラーゲンが破壊され肌のハリが減少するため、日焼け止めやサングラスでしっかりと紫外線から守ることが大切です。

極力、服装もUVカット加工が施されているものを選ぶことで、より強固に肌を守ることができるでしょう。

目の下のくぼみ(へこみ)の治し方

目の下のくぼみ(へこみ)の治し方

目の下の窪み(くぼみ)や凹み(へこみ)は、加齢や生活習慣の乱れによって目立ちやすくなります。

改善するためには、できるだけ早期的に改善を進めることが大切です。

適切な方法で目元をケアすることで、ご自宅でも窪みを目立たなくし、若々しく明るい印象を取り戻すことができます。

セルフケアのポイントを押さえ、ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。

目の周りの衰えた筋肉は筋トレで解消

目の周りの筋肉が弱い場合、皮膚がたるみ、目の下みが目立ちます。

筋肉が弱くなると、皮膚をしっかり支えられず、窪みが目立ちやすくなります。

これを防ぐためには、目元に効果のあるの筋トレをすると良いでしょう。

例えば、目を大きく開けて数秒間キープしたり、目をぎゅっと閉じたりする運動を繰り返すことで、目の周りの筋肉を鍛え、引き締めることができます。

意識的に続けることが簡単な方法なので、毎日の習慣の一つとしてみてください。

目元専用のクレンジングやクリームでケア

目元の皮膚はとてもデリケートで薄いため、専用のクレンジングやクリームを使ってケアすることが大切です。

特に、保湿効果が高く、コラーゲンやヒアルロン酸を含んだクリームを使うと、目元の肌をふっくらと使えるのでおすすめです。

毎日のケアに取り入れて予防して、目の下の窪みをし、しっかりと保湿をしましょう。

睡眠は最低7時間、ダメージを受けた肌を修復する

目の下の窪みを改善するためには、十分な睡眠が欠かせません。

最低でも7時間の睡眠を確保することで、肌の修復が促され、目元の健康が保たれます。

睡眠中にコラーゲンやエラスチンが生成され、肌の弾力が回復するため、窪みの進行を防ぐことができます。

特に、目元は疲れがたまりやすい部分なので、規則正しい睡眠が大切です。

どうしても、睡眠時間が確保できない方は、質の良い睡眠が取れるような工夫をして体を休める意識をしてみてください。

生活習慣の見直し

生活習慣の乱れも、目の下の窪みを悪化させる原因となります。

栄養バランスを考えた食事や、適度な運動を心がけることが重要です。

生活習慣が乱れてしまうと、睡眠の質も落ちてしまい肌に必要な成分の生成もできず、肌のターンオーバーも崩れてしまいます。

窪みだけでなく、クマができてしまうと、さらに状態は悪化してしまい改善が難しくなります。

体への負担をできる限り少なくし、ストレスを溜め込まないような生活を心がけることで、目の下の窪みを悪化させない行動に繋がります。

目の下のくぼみ(へこみ)セルフケアの注意点

目の下のくぼみ(へこみ)セルフケアの注意点

目の下の窪み(くぼみ)や凹み(へこみ)を、自宅でできるセルフケアで改善できれば、一番望ましいですよね。

しかし、間違った方法を続けてしまうと、さらに窪みが悪化してしまうことに繋がりかねません。

ご自身が実践しているセルフケアが間違っていないか、ぜひこちらで擦り合わせてみてください!

強い刺激は皮膚のたるみ・へこみを招く

目元の皮膚は非常に薄くデリケートなため、強い刺激は避けるべきです。

過度なマッサージや、力を入れたクレンジングは、皮膚を引っ張りすぎてたるみやへこみの原因になります。

特に、目の下は、加齢や疲れで弱くなりやすいため、優しく丁寧なケアが必要です。

目元を洗う時は、優しくクレンジングや洗顔料を馴染ませること、目元のケアをする時は、ゴシゴシ塗り込まず優しくマッサージをしながら浸透させることを意識してみてください。

摩擦や圧力を最小限にし、目元専用のスキンケアアイテムを使うことで、刺激を抑えて健康的な目元を維持しましょう。

強くこすると茶クマができる

目元を強くこすりすぎると皮膚が刺激され、メラニン色素が過剰に生成されることがあります。

これが原因で茶クマが発生し、目の下の窪みをさらに目立たせる要因となることもあります。

特に、目元の皮膚は薄くてデリケートなので、強い摩擦や圧力を避けることが重要です。

また、紫外線対策を怠ると、過剰なメラニン色素を生成する原因にもなるため、注意が必要です。

クレンジングやスキンケアを行う際には、優しいタッチを心がけて、茶クマや窪みの悪化を防ぎ、日焼け止めなどを使用して紫外線対策を忘れずに行いましょう。

目の下のくぼみ(へこみ)の一般的な治療方法

目の下のくぼみ(へこみ)の一般的な治療方法

目の下の窪み(くぼみ)や凹み(へこみ)を治療する際に、一般的に受けれる治療法は、3つあります。

料金相場や目の下の窪みがどのような原因で現れているかで、相性の良い治療法が異なります。

また、ダウンタイムやどれくらい効果があるのかなど、一つの目安として参考にしてみてください。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸を目の下に注入することで、窪みをふっくらとさせ、自然な仕上がりが期待できます。

即効性があり、ダウンタイムも1〜2日と短いのが特徴で、手軽に受けやすい施術の1つ。

料金は、1回あたり約5万〜10万円程度が相場です。

ヒアルロン酸注入は、定期的な治療が必要になるため、通い続ける必要があります。

稀に、アレルギー反応が出てしまうこともありますので、しっかりカウンセリングを受けた上で、治療を受けることをおすすめします。

PRP

PRPは、自身の血液を利用して、目の下の皮膚再生を促す肌再生医療です。

自然治癒力を活かしてハリや弾力を取り戻し、窪みを改善します。

料金相場は、1回あたり10万〜20万円程度です。

効果は即効性はありませんが、徐々に現れ、自然な仕上がりになります。

自身の細胞を元気を与えることで再生を促すため、半永久的な効果を期待できます

ダウンタイムは2〜3日で、アレルギー反応が起きることもあまりありません。

PRPは、肌再生医療なので、専門のクリニックや特化したクリニックを選ぶことをおすすめします。

脂肪注入

自分の体から採取した脂肪を目の下に注入することで、窪みを解消します。

長期間効果が持続しやすい方法で、自然な見た目が期待できます。

料金相場は、20万〜40万円程度が一般的です。

長期間持続する効果を求める方に適しており、自身の脂肪を使用するためアレルギーの心配が少ないです。

ダウンタイムは1〜2週間必要になることが多いため、最初の1週間程度は安静にできる時間を確保できる方におすすめの治療法です。

目の下のくぼみ(へこみ)を治したい方はフォーシーズンズ美容皮膚科クリニックにご相談を

目の下の窪みや凹みを治したい方は、肌再生医療に特化しているフォーシーズンズ美容皮膚科クリニックへ、相談してみませんか?

フォーシーズンズでは、さまざまな肌再生医療を取り扱っており、豊富な経験と実績を持つ医師が在籍しています。

自身の本来持つ、再生力を用いて治療をすることができるので、自然な仕上がりになるのでおすすめです。

目の下のくぼみを相談

シワ改善肌再生治療「幹細胞治療・PRP肌再生治療・ACRS療法」

目の下の窪みを改善するためのシワ改善肌再生治療には、幹細胞治療、PRP肌再生治療、ACRS療法があります。

幹細胞治療
自分の脂肪から抽出した幹細胞を使用し、肌の再生を促進してシワや窪みを改善します。
PRP肌再生治療
自身の血液を使い、細胞の再生を促す方法です。
自然な効果が期待でき、ダウンタイムが短く済みます。
ACRS療法
血液中の成分でコラーゲン生成を促進し、シワや窪みを改善します。

これらの治療は、自然な再生力を利用して目元を若返らせます。

また、どの治療も自身の細胞や血液を用いて治療をするため、アレルギー反応も少なく半永久的な効果も期待できます。

少しでも肌再生医療に興味がある方は、一度フォーシーズンズ美容皮膚科クリニックへ相談してください。

この記事の監修医師
フォーシーズンズ美容皮膚科クリニック神戸院 院長
脇田尚子 先生
  • 過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。

    ▼勤務経験
    神戸大学病院皮膚科
    神戸西市民病院皮膚科
    兵庫県立加古川医療センター皮膚科
    東神戸病院皮膚科
    フォーシーズンズ美容皮膚科

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