顎にニキビ跡ができる原因、短期間で改善するための適切な治療方法を紹介

ニキビ跡
ニキビ跡

顎のニキビ跡の原因や対処法について解説します。

顎は、顔のパーツの中でもニキビができやすく、皮脂の分泌が多い場所です。

特に、顎ニキビは大人になると、できやすく・治りにくいニキビの代表格で、10代の頃に比べると症状が重くなり治りにくいニキビの一つ。

また、一度治っても再発もしやすいので「治った!」と思っても、赤みが残ってしまったりケロイドになりやすかったりと、肌悩みが尽きない部位でもあります。

顎のニキビやニキビ跡を作らないように、日々の生活習慣や正しい対処法を知っておきましょう。

顎にニキビ跡ができる2つの原因

顎にニキビ跡ができる2つの原因

顎にニキビ跡ができるには、2つの原因があります。大前提として、ニキビを作らないために肌を整えることが大切です。

しかし、どんなに努力をしても、ニキビがニキビ跡として顎に残ってしまうという方は、下記の原因が当てはまらないかチェックしてみてください。

顎ニキビに刺激を与えた

顎のニキビはできやすく、さまざまな刺激を受けやすい部位です。

例えば、顎にできたニキビを必要以上に触ったり潰したり、顔をゴシゴシ洗うことでニキビへ刺激を与えてしまいます。

他にも下記のような刺激を顎ニキビを与えていないか、チェックしてみてください。

  • カミソリによる刺激
  • 衣服による刺激
  • 過剰な洗顔による刺激
  • 洗顔不足による刺激

他にも、マスクによる刺激やホルモンバランスが乱れが刺激となることも…。

もし、ニキビができた時はできるだけ、触らず・刺激を与えないように心がけることがとても重要です。

適切なケアや治療が遅れた

ニキビができてしまったら、できるだけ迅速に適切なケアや治療をすることで、ニキビ跡やシミとして残りにくくなります。

もし、放置している時間が長かったり炎症が悪化してしまったり、適切なケアや治療が遅れてしまうとニキビ跡が残ってしまう可能性が高くなります。

ニキビに気が付いたら、できるだけ症状が軽いうちにケア・治療することがとても重要です。

また、放置してしまうと最悪の場合、しこりやケロイドになってさらに治癒が大変になってしまいます。

顎ニキビ「大人ニキビ」の特徴

顎ニキビ「大人ニキビ」の特徴

「大人ニキビ」とも言われている顎ニキビの特徴について知っておくことで、迅速に的確な対応ができるためおすすめです。

また、顎にきびの悪化を防ぐことができるので、ニキビ跡が残りにくく改善が比較的早くできる可能性もあります。

ニキビに悩んでいる方はもちろん、特に顎ニキビに困っている方は知っておきましょう。

思春期ニキビよりも治りにくく再発しやすい傾向

思春期ニキビと大人ニキビはできる原因が異なるため、治りやすさや再発のしやすさが違います。

原因 治りやすさ 再発のしやすさ
思春期ニキビ 皮脂の過剰分泌
毛穴の詰まり
など
治りやすい 再発しにくい
大人ニキビ ターンオーバーの乱れ
生活習慣の乱れ
など
治りにくい 再発しやすい

思春期ニキビであれば1週間から10日くらいで治癒することが多いですが、大人ニキビは1ヶ月〜2ヶ月と治りにくくなってしまいます。

また、男性は髭を剃ることで、女性は産毛を剃る刺激で、ニキビができることもあります。

中には、使用しているカミソリや髭剃りが不衛生な状態のまま使用していることで、細菌が毛穴に入り炎症を起こしてしまうことも考えられます。

そういったタイミングでできてしまった顎のニキビは、大人ニキビの中でもより治りにくく繰り返しやすい状態となってしまいます。

思春期ニキビと大人ニキビを一括りにしてしまうと、なかなか治癒できず悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

硬結ニキビに発展してしまう可能性がある

硬結ニキビとは、ニキビが炎症でさらに悪化して大きく腫れてしまったニキビです。

また、膿が溜まっていたりニキビの周りが赤く炎症を起こしていたりしているニキビで、治りにくい大人ニキビの一つでセルフケアの効果はあまり期待できなくなります。

多くの場合、硬結ニキビはホルモンバランスの乱れが原因で、顎ニキビとして繰り返しできやすく皮下組織が増えすぎることで線維化し、しこりのある大きなニキビ育ってしまいます。

硬結ニキビは、通常の大人ニキビと比べより治療に時間がかかり治りにくいニキビです。

そのため、顎に硬結ニキビができてしまうと、セルフケアなどでは治りにくくなってしまいます。

顎にできやすいニキビ跡の種類

顎にできやすいニキビ跡の種類

顎にできやすいニキビ跡は、大きく分けて2種類あります。

ニキビ跡が盛り上がり皮膚が戻らなくなってしまう、ケロイド。

ニキビが原因の炎症が起きてしまい残ってしまう、赤み。

どちらも、顎にニキビ跡として残ってしまいやすい症状です。

ケロイド

ニキビが原因でできてしまうケロイドは、ニキビの炎症が原因で肌組織がダメージを受けることで、皮膚が盛り上がった状態になってしまうニキビ跡の一つです。

特に、同じ場所に繰り返しニキビができていたりニキビを不必要に触ってしまう方は、ケロイドができやすいので要注意です。

ケロイドは、ミミズ腫れのように赤く腫れ上がり悪化すると、本来のニキビよりも大きな見た目になります。

そのため、顎にケロイドがニキビ跡としてできてしまうと、メイクで隠すことも難しいほどに、大きくなってしまうこともあります。

中には、『ケロイド体質』という元からケロイドができやすい体質の方も、日本人に10%ほどいらっしゃいます。

ケロイドは、セルフケアが難しく、早い段階でクリニックなどで治療をすることで、早く・綺麗に治療をすることが可能です。

赤み

赤みを伴うニキビ跡は、毛細血管がうっ血してしまうことでみられる、顎にできやすいニキビ跡です。

赤みの炎症がさらに悪化し肌の真皮まで傷ついてしまうと、紫がかったニキビ跡になることもあります。

顎に赤みのあるニキビ跡ができる原因として、マスクをしている時間が増えていることやカミソリを使用することでの刺激などが考えられます。

顔の部位の中でも、水分量が少なく油分が多い顎は、ニキビができやすいです。

そのため、赤みが出てきた場合は、不要な油分を取り除きつつ保湿をすることで、赤みが出にくくなり炎症も起きにくくなることがあります。

しかし、ケロイドのニキビ跡と同様に、クリニックでの早期の治療をすることで改善しやすく重症化を食い止め、ニキビ跡を最小限に抑えることができるでしょう。

顎のニキビ跡は男性ホルモンが影響している?

顎ニキビ跡は男性ホルモンが影響している?

顎のニキビ跡は、男性ホルモンと似た『黄体ホルモン』という女性ホルモンの分泌が影響している可能性があります。

特に顎ニキビは、男性ホルモンの影響を受けやすく、皮脂の分泌が増えることでニキビができやすい環境を作ってしまいます。

そして、アクネ菌が繁殖し赤みのあるニキビやしこりがあるニキビの原因になってしまいます。

顎のニキビは状態が悪化すると、治癒するまでに肌が凸凹してしまったり跡が残りやすくなってしまう可能性が高くなります。

この黄体ホルモンは、排卵後から生理まで分泌が増えるため顎ニキビを作りやすくなります。

男性の場合は、テストステロンが原因で皮脂腺が詰まりニキビが増える原因になります。

できるだけ顎ニキビを作らないためにも、日々の肌ケア・生活習慣を整えることがとても重要です。

顎のニキビ跡にNGな行動

顎のニキビ跡にNGな行

顎ニキビをニキビ跡にしてしまう、NG行動をしてはいませんか?

顎のニキビ跡は、不用意に触る・潰すだけではなく、他にもさまざまな原因が考えられます。

日々の何気ない癖が原因で、できる可能せもあります。

ご自身に当てはまるNG行動はないかチェックしてみましょう。

もし、NG行動をしてしまっている方は、ニキビを悪化させて顎ニキビ跡を作らないためにも、この機会に意識をして直してみてください。

頬杖をつく、あごを触る

顎ニキビ跡にNGな行動1つ目は、頬杖をつく・あごを触るクセがある方です。

どんなニキビでも、皮膚の炎症が原因です。

そのため、無意識にニキビに触れてしまうと、刺激を与え顎のニキビ跡が残りやすくなります。

あご周りをよく触ってしまうようなクセがある方は、特にニキビができている間は意識してあご周りを触らないようにすることが大切です。

そうすることで、ニキビの治癒が早まり、ニキビ跡を作りにくくすることができます。

髪型や服が顎に触れる

顎ニキビ跡にNGな行動2つ目は、髪の毛や服が顎によく触れる方です。

髪の毛や服が顎に触れると、肌が刺激されてニキビが悪化する原因になります。

また、汚れや油分がニキビに触れると、治りにくくなりニキビを悪化させます。

髪の毛は結んだり、顎に触れないように整え、服もなるべく顎に触れないものを選び清潔を保つことが大切です。

こうすることで、ニキビが早く治り、跡が残りにくくなります。

サイズが合わないマスクをつける

顎ニキビ跡にNGな行動3つ目は、サイズが合わないマスクをつけている方です。

マスクが小さく・きつすぎると、肌に圧力がかかり、ニキビができやすくなります。

逆に、大きすぎると動いて摩擦が起こり、肌が刺激されてしまいます。

どちらもニキビが悪化しやすくなり、跡が残る原因になります。

自分の顔に合ったサイズのマスクを選ぶことが大切です。

こうすることで、ニキビの治りが早くなり、跡が残りにくくなります。

また、1日に1回はマスクを変え清潔さを保ち通気性の良いものを選ぶ、周りに人がいない場合はこまめに外すなどの方法も、ぜひ試してみてください。

顎のニキビ跡はフォーシーズンズ美容皮膚科に相談

顎のニキビ跡は、一度できてしまうとセルフケアで改善することは難しいです。

そのため、顎にニキビができてなかなか治らないと感じた方は、一度フォーシーズンズへカウンセリングを検討してみませんか?

フォーシーズンズは、美容皮膚科で再生医療に特化しています。

再生医療以外にも、内服薬・外用薬の処方も行なっているので、ご自身により良い治療を受けることが可能です。

肌再生治療(幹細胞治療・PRP皮膚再生療法・ACRS療法)

肌再生医療は、自身の細胞を活用して治療をするため、アレルギー反応や副作用が現れにくい治療を受けることができます。

フォーシーズンズの肌再生治療では、下記の3種類を受けることができます。

  • 幹細胞治療
  • PRP皮膚再生療法
  • ACRS療法

自身の血液や皮膚を採取し、再生力や治癒力をもつ細胞を専用の機械で選別・抽出し、幹部へ注入することで治療を行います。

注入された皮膚部分は、少しずつ再生・治癒を始めニキビ跡の改善を進めていきます。

即効性はありませんが、緩やかに確実にニキビ跡を改善することができます。

細胞そのものを活性化させているため、半永久的な効果も期待することができるので、美肌を目指している方にもおすすめの治療法です。

また、日帰りでの治療なので、身体への負担も最小限に抑えることができますよ!

LDM-MED 高密度超音波治療 水玉リフティング

LDM-MED 高密度超音波治療 水玉リフティングは、痛くない超音波の肌再生治療です。

ニキビやニキビ跡の治療以外にも、たるみやシワ・肌のくすみの改善も期待できる治療法です。

筋膜まで届く波動なので、皮膚を引き締め・リフトアップをさせる効果もあり、エイジング治療としても人気があります。

LDM-MED 高密度超音波治療 水玉リフティングは、コラーゲンの生成・皮膚免疫の向上・再生能力の向上を促してくれます。

比較的、肌が弱い方も受けることができるので、採血や細胞採取が不安という方におすすめの肌再生治療です。

顎のニキビ跡の治療は
フォーシーズンズへ

この記事の監修医師
フォーシーズンズ美容皮膚科クリニック神戸院 院長
脇田尚子 先生
  • 過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。

    ▼勤務経験
    神戸大学病院皮膚科
    神戸西市民病院皮膚科
    兵庫県立加古川医療センター皮膚科
    東神戸病院皮膚科
    フォーシーズンズ美容皮膚科

ご予約はこちら RESERVATION